Core SWXが、主にRED DSMC2カメラ用に設計されたバッテリー、JetPack EVOシリーズを発表した。Vマウントとゴールドマウントに対応している。JetPack EVOシリーズは、REDカメラの電源を切ることなくバッテリー交換が可能だ。
Core SWX JetPack EVOシリーズの特徴
Core SWXは既にソニーFS7用のJetPackバッテリーを発売している。しかし今回発表された新しいラインアップは、単なるバッテリーではなく、ユニークな機能を持っている。
REDカメラでバッテリー交換する場合、一旦カメラの電源を切ると再起動に2〜3分を要してしまうが、JetPack EVOを使用すると、給電しながらバッテリーを交換することができる。
JetPack EVOには29Whのバッテリーが別に内蔵されており、5分間15Aの電力を供給できるのだ。この間にバッテリーパックを交換すれば、カメラの電源を切る必要はない。
また、ブーストバッテリーアシスト機能があり、スタートアップ電流が不足する場合、使用することができる。
JetPackはVマウントとゴールドマウントが用意されており、パススループレート(VロックからVロックなど)としても使える。なお、DSMC2 REDカメラに直接マウントできるタイプも用意されている。
JetPack EVOの側面にあるインジケーターはバックライト付きのLCDで、現在消費している負荷を監視できる。
JetPack EVOの上部には2系統のD-タップがあり、側面にはアドオンサイドモジュールも取り付けられる。
これは、12V の2ピンLEMOコネクタと24V 3ピンFischerコネクタなどの出力を備えた各種モジュールだ。RED DSMC2ではI/Oモジュールの接続を妨げないようにコネクタが配置されている。USB5Vと6ピンのLEMO電源入力を備えたモジュールもある。
サイドモジュールの特徴
サイドモジュールは、RED DSMC2に最適になるよう設計されている。すべてのポートは、カメラの外側に垂直に配置されており、モジュールはRED DSMC2 Pro I/Oモジュールと干渉しない。
このような製品は、多くのREDユーザーに待ち望まれていた。バッテリーを交換する場合面倒なのは、カメラの起動とアクセサリーの再起動(無線機器など)で3分は必要だからだ。
大きなサイズのバッテリーを使用すればバッテリー交換の頻度は下がるが、小型のバッテリーを使用したい場合は、JetPack EVOシリーズは非常に便利だ。
一般的なREDユーザーとして、EVO JetPackを更にテストしてみたいと思っており、出来るだけ早く手に入れるつもりだ。
EVO JetPack V-LockとEVO JetPack 3 stud(ゴールドマウント)の価格はそれぞれ775ドルと発表されている。(まだDSMC2用の価格は未定)。サイドモジュールは150ドルから225ドルの範囲だが、予約注文では1個が無料で付いてくる。