ブラックマジックデザインのDaVinci Resolve 12.5がリリースされ、フリーダウンロードが始まった。今回のバージョンアップは、1,000の改良と、250の新機能が含まれているという。
下のビデオは、今回の新機能のうちのいくつかを紹介している。
DaVinci Resolve 12.5
1,000の改良と250の新機能を搭載されたのはすごい。これら全てが注目に値するということではないが、幾つかはNABで発表されて以来、期待されているものだ。
DaVinci Resolve 12.5の新機能の概要を見てみよう。
ひとつはFusion Connectと呼ばれる新機能だ。ResolveとFusion 8(これもフリーダウンロードできる)間で直接クリップをやり取りできる。ファイルを書き出してエクスポートやインポートする必要は、もうない。Adobe PremiereとAfter Effectsの関係と同じようなものだ。
DaVinci Resolveはグレーディングでは第1人者と言えるが、編集では、必ずしもそうではなかった。多くの編集機能がResolve 12.5に追加されているのを見ると、ブラックマジックデザインがこの状況を変えようとしていたのは明らかだ。ただ、それらの幾つかはあってあたり前のような機能だが、やっと今回のバージョンアップで追加された。その意味では、今回で完成されたということではない。
Version12.5の新編集機能
多くの編集機能が追加されている。Resolveの編集機能自体が最近のものなので、新機能がどんどん追加されているのは最もなことだ。幾つかの機能を上げてみる。
- 2つの新カーブを含む、改良されたクリップリタイミング(速度調整)
- 再編集されたクリップのタイムラインへのドラッグ/ドロップ
- エディットページからクリップのメタデータを編集可能
- PowerBin:複数のプロジェクト間で共有可能
- リップルオーバーライト、リップルカット/ペースト/インサートなどの編集機能
- マーカーをデュレーションマーカーとして使用可能
- 新DissolveやWipeなど新しいトランジションエフェクト
- タイムライン上でキーフレームの編集が可能
- ソースビューワー上でオーディオ波形がオーバーレイ
- ビューワー上でタイトルの編集が可能
カラーの新機能
カラーグレーディング機能も改良されている。専用スライダーで色温度やティントを調整可能となった。そして、新しいResolve FXエフェクトライブラリーがDaVinciに組み込まれた。効果はGlowやFilm GrainからJPGのダメージのようなものまで含まれ、CPUやGPU効果として機能する。その他には、
- トラッキングが難しいクリップにも対応する新ポイントトラッカー(ResolveFXとの連携)
- 改良されたノードエディター:ノードのコピー、スワップ、抽出、インサートが可能。ノードの混成もできる。
- ノードの新HDRモード
- ログコントラストコントロールがリニアやSカーブモードでセット可能
- Color Dodge、Color Burn、Exclusion、Luminosityなど新しいLayering Compositeモード
Resolve12.5Studio(有償バージョン)への新機能
- 改良されたノイズリダクション機能
- レンズの自動(あるいはマニュアル)歪曲補正
新しいデリバリーページ
全く新しくなったデリバリーページがYouTubeやVimeoのプリセットに対応した。また、Premiere ProのXMLプリセットにも対応し、オーディオオンリーの選択もできるようになった。デリバリー機能は望まれていた多くの機能をサポートし、使いやすくなっている。書き出しに必要な機能は、ほぼ出そろったと言える。
まとめ
一つ一つ新機能を試してみるのは不可能だが、気になる機能を是非試してみて欲しい。それにしても、開発のスピードや新機能の実現の速さには驚かされる。ついこの前まではResolveに編集機能などは無かったのだ。今後が楽しみである。
更なる詳細はブラックマジックデザインのオフィシャルサイトを参照。