DaVinci Resolve17および17.1Public Beta3がリリースされた。スピードエディターとDaVinciResolve編集キーボードを使用したカラーページでのスクロールのサポートをはじめ、その他の改善やバグ修正が行われた。
DaVinci Resolve 17の最初のパブリックベータがリリースされて以来、すでにいくつかの更新があった。ほぼ2週間前は、パブリックベータ2と17.1のベータ1がリリースされている。 ブラックマジックデザインは、さらなる改善とバグ修正を加え、パブリックベータ3をリリースした。以下はその変更点。
DaVinci Resolve 17および17.1 Public Beta 3
まず、Resolve17と17.1の唯一の違いはOSの互換性だ。 DaVinci Resolve 17.1は、新しいM1「AppleSilicon」搭載Macに対応している。 DaVinci Resolve 17.1は、両方のプラットフォームでmacOS Big Surと互換性があるが、当面はApple M1を搭載したMacでのみ使用できる。他のプラットフォームでは、Resolve17が現在対応している。
Beta 3の最も注目すべき改善点の1つは、SpeedEditorとDaVinciResolve編集キーボードを使用したカラーページでのスクロールのサポートだ。
DaVinci Resolve17および17.1Public Beta3の改善点とバグ修正のリストは次のとおり。
- スピードエディターとDaVinciResolve編集キーボードのカラーページでのスクロールのサポート。
- スクリプトAPIからの個々のタイムライン設定のクエリと設定のサポート。
- コラボレーションプロジェクトでカメラのRAWプロパティを変更する際の問題に対処。
- トラッキングデータを削除した後もマジックマスクストロークが表示される問題に対処。
- 不正確なフェイスリファインメントに関する問題に対処。
- ACESプロジェクトで色温度を調整する場合の誤った出力の問題に対処。
- 編集ページで再生時にオーディオ出力が歪む問題に対処。
- アップグレードされたプロジェクトで一部のクリップのオーディオチャネルが表示されない問題に対処。
- アップグレードされたプロジェクトのシーンカットクリップが同期していないオーディオを表示する問題に対処。
- シングルクリップモードで同じバスの複数のインスタンスをレンダリングする場合、オーディオノイズの問題に対処。
- FlexBusモードでサンプルレートが一致しないオーディオの録音に関する問題に対処。
- FlexBusモードでのオーディオコンプレッサーの動作に関する問題に対処。
- FlexBusモードでインポートされたATEMプロジェクトのオーディオマッピングに関する問題に対処。
- FairlightページのB-Chainセットアップダイアログの問題に対処。
- オーディオクリップがフェードしたシナリオで誤ったProtoolsエクスポートの問題に対処。
- macOS BigSurでH.265メイン12クリップのデコードに関する問題に対処。
- Windowsのメディアストレージでレンダリングされたインプレースクリップを表示する際の問題に対処。
- 手動で同期されたクリップのサブクリップを管理するメディアがクラッシュを引き起こすことがある問題に対処。
- FusionでのSVG画像の処理を改善。
- チェンジデュレーションダイアログを使用して、Fusionのタイトルまたはコンポジションデュレーションを増やす問題に対処。
- 一般的なパフォーマンスと安定性の向上。
新しいアップデートは同社サポートセンターから無料でダウンロードできる。
なお期間限定で、スタジオバージョンのDaVinciResolve17がSpeedEditorコントローラーに追加費用なしでバンドルされる。