ブラックマジックデザインは、DaVinci Resolve 17のファイナルバージョンをリリースした。安定性が向上し、バグが最小限に抑えられている。 Resolve 17は、HDRグレーディングツール、AIベースのマジックマスク、2,000のオーディオトラックによるFairlightの使いやすさの向上、編集の向上、メタデータベースのビンソートなど、300を超える新機能と改善を追加している。
DaVinci Resolve 17は2020年11月に正式に発表された。今回、9回のベータバージョンの後、ファイナルバージョンがリリースされた。
DaVinci Resolve 17ファイナルバージョン
DaVinci Resolve 17の新機能については、発表時の記事を参照いただきたい。
Resolve 17では、すべてのページに新機能が導入されている。たとえば、カラーページでは、ゾーンベースのコントロールを使用すると、HDRグレーディングがより正確に行える。また、AIベースのマジックマスクまたはカラーワーパーツールが含まれている。
カットページでは、スピードエディターも導入され、編集プロセスをさらにスピードアップできる。(レビューはこちら) Youtubeでも同社のライブストリームを見ることができる。
なお、WindowsでDaVinciResolveまたはDaVinciResolve Studioを使用している場合、Resolve 17 Public Beta5以降のバージョンをインストールする前に以前のバージョンをアンインストールすることが推奨されている。今後、すべてのFairlight、グレーディング、およびエディターのキーボードファームウェアの更新は、DaVinciコントロールパネルセットアップユーティリティから管理される。
またDaVinci Resolve 17.0では、DaVinci Resolve16.2.7以前のバージョンからデータベースをアップグレードする必要があることにも注意いただきたい。 同社は、アップグレードする前に、既存のデータベース(DiskDBとPostgreSQLの両方)をバックアップし、アップデート後復元することを強く勧めている。
Resolve 17に加えて、Fusion Studio17も出荷された。これには、新しいFusionエフェクトテンプレート、シェイプノード、アニメーションカーブ、改善されたオプティカルフロー、サードパーティのワークフロー統合などが含まれている。 Fusion Studio 17は、同社のサイトから入手できる。
価格と発売時期
DaVinci Resolveの最新バージョンは同社サイトから無料で入手できる。 DaVinci Resolve Studio 17の「フルシッピングバージョン」は、以前にライセンスを購入したユーザー(シリアル番号またはドングルの形式)は無料で使用できる。スタジオライセンスの費用は税込み35,980円。
更新されたDaVinciResolve Project Server 17.0も入手できる。複数のユーザーが同じプロジェクトを同時に開いて作業するためのサポートが追加されている。
さらに、Blackmagic Speed Editor(レビューはこちら)を購入すると、税込み35,980円で無料のDaVinci Resolve 17Studioライセンスが提供される。