Blackmagic Designは、人気の編集ソフトウェアDaVinci Resolveのバージョン18.1.3をリリースした。マイナーバージョンアップではあるが、一部のユーザーにとって興味深い2つの新しいビデオフォーマットをサポートし、バグフィックスも含まれている。
11月に行われたDaVinci Resolve 18.1への大きなアップデートについてはこちらで紹介しているが、Blackmagic Designはさらに別のアップデートをリリースした。Resolve 18.1.3は、いくつかのマイナーな、しかし有望な変更とバグフィックスを行っている。
DaVinci Resolveバージョン18.1.3での新機能
この最新バージョンでは、DNx Uncompressed(IEEE規格754-2008を満たし、視覚的にロスレスで圧縮できるエフェクトとカラー処理の32ビットフロート保存が可能な比較的新しいAVID DNxコーデック)とソニーVENICE 2フィルムフォーマットのサポートが追加されている。
カラーピッカーは、Fusionページのグロー、ソフトグロー、ハイライトツールで使用できるようになった。これにより、既存の画像からカスタムカラーを簡単に作成できるようになった。
Blackmagic Designによると、Text+のフォントの不透明度をゼロに設定した場合の再生パフォーマンスが改善された。これにより、ユーザーはプロジェクトのタイトルを作成する際に、より速く作業できるようになる。
異なる解像度に設定された複数のモニターで作業する場合、オーディオエフェクトダイアログが正しいスケーリングで表示されるようになり、将来的にオーディオエフェクトをより簡単にコントロールできるようになる予定。
DaVinci Resolve 18.1.3 Update! Get support for DNx Uncompressed and Sony Venice 2 file formats, new color selection options for Fusion highlight tools, better Text+ performance, improved handling of audio effect dialogs and more! Download now from https://t.co/83n09EIapV pic.twitter.com/5ea4abM9LM
— Blackmagic Design (@Blackmagic_News) February 6, 2023
新バージョンのその他の機能は以下の通り。
- 垂直クリップのプロキシは、そのアスペクト比を維持する。
- 複合ノードにグレードをコピーする際、キーフレームアライメントが維持されるようになった。
- Fusion background media inへの変更時のキャッシュの無効化に対応。
- 複数のGPUを持つMacシステムでのARRIRAWデコードの問題に対処。
- インターレースレンダリングでの過度なメモリ使用に対する対処
- Fairlight のクロスフェードでクラッシュする可能性に対処。
価格と発売時期
DaVinci Resolve 18.1.3 アップデートは、Blackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロードできる。DaVinci Resolve Studioのライセンスは、40,721円で購入できる。