DJI Cendence - Inspire 2とMatrice 200用コントローラー
DJIが DJI Inspire 2とMatrice 200ドローン用の新しいリモコンDJI Cendenceを発表した。同社はまた、DJI Tracktennaと呼ばれる高感度のアンテナを発表し、Crystalsky高輝度ディスプレイと統合した。DJIのイベントとNABショーフロアで実物を見てきたので報告したい。これらの新製品はプロのドローン撮影に大きく貢献するだろう。
DJI Inspire2のようなドローンをで(レビュー記事)、撮影がうまく行かなかった場合、その理由はドローンとの通信環境にある可能性が高い。新しいDJI Cendenceリモコン、DJI Crytalskyモニター、DJI Tracktennaを使用すると、ドローンを正確にコントロールし、確実に映像伝送できるようになる。
Cendenceリモートコントローラー
Inspire 2のフォーカシングとジンバルコントロールの問題は、これで解決されるだろう。 DJI Cendenceは、ドローンの操作が効率化し、コントロールを強化する。
DJIのイベントで、Cendenceリモコンを初めて見ることができた。その時は電源が入っていなかったが、ショーフロアで試用することができた。
DJI Cendenceは、多くののカスタマイズ可能なボタン、ダイヤル、その他のコントロールを備えている。また、新しいDJI Crystalskyモニターも発表された。これは、リモートコントローラーの上部にあるケーブルレスインターフェイスコネクタを介して接続する。
カスタマイズできるボタンとダイヤルが用意されているだけでなく、ユーザーはタッチスクリーンを使用しないで、ISO、シャープネス、シャッタースピードなどを即座に調整できる。カメラ情報は別の小さなディスプレイで見ることができる。
また、正確なフォーカス制御のために専用のノブがある。アナログ的なインターフェイスを使用してフォーカスを制御すると、その容易さが分かる。これまで、ユーザーは、別のオペレーターによって操作する別のフォーカスコントローラーを購入しなければならなかった。あるいは、オートフォーカス機能に頼らざるを得なかった。 DJI Cendenceのフォーカスノブは応答時間が速く、アナログレンズのように簡単にフォーカスを合わせることができる。
リモートコントローラーは、SDIとHDMI出力コネクタを持ち、ライブHDブロードキャストやストリーミングアプリケーションに使用できる。
この新しいコントローラーは元のコントローラーよりも多少モジュラー化されている。 Cendenceのアンテナ、PCB、マウンティングブラケット、バッテリーはすべて取り外し可能で、交換できる。
DJI Cendenceはドローン操作には不可欠なツールとなるだろう。これは基本的なリモート操作を提供位するものであり、これによって撮影が可能になるということもあるだろう。今回はドローンを飛ばすことはできなかったが、ほとんどのコントロールはジンバル関係のもので、実際に飛ばさなくても確認できるものだった。また、Crytalskyモニターは非常に明るく、そのタッチスクリーン反応が良かった。最大2000 cd / m2でiPadの4倍の明るさを実現している。
DJI Cendenceは今年後半に発売され、価格は999ドルの予定。
CrystalSkyは、5.59インチ、1000cd / m2バージョンが$ 469、 7.85インチ、1000cd / m2のバージョンは699ドル、7.85インチ、2000 cd / m2バージョンは999ドルとなっている。
DJI Tracktenna
Inspire 2では、映像伝送を高いデータレートに設定した場合、ビデオ送信が途切れる場合がある。仕様を見ると、DJI Tracktennaはこの問題を解決するようだ。この高ゲインアンテナは内蔵センサーと2軸ジンバルを搭載しており、常にドローンを追尾する。
条件が良ければ、DJI TracktennaとCendenceコントローラを組み合わせることで、信号伝送を10 km以上に高めることができる。ただし、これは注意が必要位だ。技術可能になったため、パイロットは適用される法律や規制を常に理解し、それに従う必要がある。
DJI Tracktennaは、2 km以内で最大10 Mbpsの伝送速度をサポートする。 2.4GHzと5.8GHzの両方の周波数帯域に対応しており、映像伝送の安定性が向上している。
DJI Tracktennaの価格と発売時期は後日発表される予定。