DJIは、Ronin 4Dシステムに関するいくつかのニュースを発表した。ジンバルスタビライザーは、今年後半にApple ProRes 4444 XQ記録をサポートするだけでなく、Lマウントアライアンスに参加する予定だ。この結果、Zenmuse X9ジンバルカメラに新しいネイティブLマウントが追加される。また、ジンバルを取り外すことができるRonin 4D用の新しい延長ケーブルも発表している。
DJIはRonin 4Dスタビライゼーション・システムの内部ProRes RAWサポートの追加を約束していたが、今年初めに実現しなかったため(記事はこちら)、代案を提供した。
ProRes 4444 XQは、ProResファミリーの最高品質レベルであり、今年8月までにRonin 4Dに実装される予定だ。
また、いわゆるZenmuse X9 Extension Cableも新しいもの。これは、Ronin 4Dの本体からZenmuse X9ジンバルカメラを別々に操作できるようにすることにより、タイトなセットや複雑なショットに役立つ。このセットアップでは、Z軸は本体の一部であるため、なくなってしまうことに注意いただきたい。
DJI Ronin 4D
カメラと3軸ジンバルだけで済む場合は小型化できるのだが、そのメリットはあまり理解できない。やはり、本体を持ち運ばなければならない。そういう用途には、新しい RS3(Pro)の方が向いているだろう。
DJIがLマウントアライアンスに加盟
DJIは、シグマ、ライカ、パナソニックが設立したLマウントアライアンスに正式に参加することも発表した。その第一弾として、ジンバルカメラ「Zenmuse X9」にネイティブなLマウントを導入した。つまり、ユーザーはネイティブのライカ、シグマ、パナソニックのLマウントレンズの恩恵を受けることができるようになった。