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DJI Mavic Proに360°カメラ、スマートフォン、ライトを搭載する

DJI Mavic Proに360°カメラ、スマートフォン、ライトを搭載する

DJIのドローン、Mavic Proは、積載重量に余力があり、360カメラ、サーマルカメラ付きのスマートフォン、あるいはライトなどを追加搭載することができる。そのためのマウントを3Dプリンターで製作しているグループがあるので紹介しよう。

Samsung Gear 360を搭載した DJI Mavic Pro。 Photo credit: Jean-Marie Cannie

ベルギーに拠点を置く、ビデオを趣味にするカメラマンとドローンのファンの集まりであるJean-Marie Cannieは、 DJI Mavic Pro用に3Dプリンターでカメラマウントを製作した。MavicProの下部と上部両方のマウントがある。

DJI Mavic Pro 3D Printed Camera Mount

Flying thermal camera. Photo credit: Jean-Marie Cannie

 

Mavic Pro用カメラマウントと使ってみる

マウントの1つは、Mavic Proに360°カメラを搭載するものだ。 360°カメラをドローンの上部と下部に搭載することで、360°の空撮を行うことができる。ただし、両方の画像をつなぎ合わせる作業は必要になる。下はそのビデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=lzmzJEL-F8s

もう一つの例はFlir Oneサーマルカメラを装備したスマートフォンをMavicに搭載している。これにより、安価にサーマルカメラでの空撮を行うことができる。これは実用的な用途でも使用することができ、サーマルカメラの使用範囲を広げることができる。下は短いテストビデオ。

その他軽量なアクションカメラ用のマウントなど、いろいろな可能性が考えられる。GoPro 5 Sessionでもテストされており、開発者によると、Hero5も視野に入っているそうだ。もっともGoProはMavic自身のカメラより優れているというわけではないので、あまり意味がないかもしれない。 それより、MavicにLEDライトを取り付けて、自由な位置から照明を当てるというアイデアのほうが使えるのではないだろうか。

しかし、いったいMavic Proはどの程度の重量物を搭載できるのだろうか。上記の例では荷重の増加による問題は特に起こっておらず、バッテリーが多少速く消耗する程度だ。マウントの設計者は、積載重量と飛行時間の関係を比較している。結果は次のとおり。

  • Mavic Pro自体(799 g) – 飛行時間25:40分
  • Samsung Gear 360°カメラ1台(932 g)を搭載 – 飛行時間17:42分
  • 2台の Samsung Gear 360°カメラ(1.125g)を搭載 – 飛行時間13:03分

以下はテストビデオ。

マウントの入手方法

DJI Mavic Proに種々のアクセサリーを搭載するマウントは3Dプリンターで作られている。このマウントはJean-MarieのShapeways E-shopで$ 20〜$ 30で販売されている。

デザインデータはJean-MarieのThingiverseのページで無料でダウンロードできる。 ただ、これはMavic Proの古いバージョン用で、下部センサーをオンにすることができない。また、3Dプリンターが必要となる。

デザイナーによると、彼のマウントはすべて最終的にThingiverseでダウンロードできるようにする予定とのことだが、詳細はまだ決まっていない。

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