DJIから Osmo Mobile が発表された。先日 DJI Osmo+ が発表されたが、DJIから相次ぐ新製品の発表だ。OSMO Mobileはスマートフォン用のジンバルスタビライザーで、手軽に手振れを抑えた映像を撮ることができ、プロやハイエンドコンシューマー以外でもジンバルスタビライザーを気軽に使える。
DJIはドローンやジンバルで広く業界で知られるようになったが、今度はOSMOのラインアップに小さなOSMOとでもいうべきジンバルを追加した。OSMOのラインアップにはオリジナルのOSMOから、 Zenmuse X5R カメラを搭載するOSMO RAWまで広くラインアップされているが、今回発表されたOSMO Mobileは最もエントリーレベルに位置するもので、映像制作者以外のマーケットへの浸透も狙っている。
OSMO Mobileには58.6mmから84.8mmの長さのスマートフォンを取り付けることができる。厚さは8.4mmまで。同梱されているクランプでスマートフォンを固定するし、固定しているノブを調整してバランスを取るだけで、すぐ撮影することができる。
Osmo Mobile のハンドルには写真用のシャッターボタン、ビデオのRECスタートボタン、カスタマイズできるジョイスティックが付いている。これにより、カメラの向きをコントロールすることができる。人差し指の下の位置にはボタンがあり、これを押す回数により、一時的にカメラの向きを固定したり、中央に向けたり、セルフィーモードにしたりできる。
Osmo Mobile の便利な点は、スマートフォンにインストールしたカメラアプリでスタビライザーの基本的な機能制御できること。この点に関しては以前紹介したFilmic Proと同じだ。しかし、OSMO MobileではBluetooth でDJI GOアプリに接続して、被写体を選択すると、これを追尾するActiveTrackが搭載されているのだ。
パノラマ撮影やタイムラプスもDJI GOアプリから撮影可能。開始点と終了点をセットすると、勝手に撮影してくれる。ただ、幾つかの機能はiOSのみサポートされているので注意してほしい。
価格は本体が34,992円(税込)だが、含まれるアクセサリーにより価格が異なる。スマートフォンで撮影することが多いユーザーにはお勧めだし、特にFilmic Proやスマートフォン用のレンズを使用しているユーザーは見逃せないだろう
更に、スマートフォンがニュースに使われつつある現実を考えると、こうしたツールは今後ますますジャーナリストに使われることになるだろう。オプションのユニバーサルマウントを使えば、現場のレポーターでもオーディオ機器やライトを固定して、より良い映像を撮ることができる。
更に詳しい情報は、DJIのページから取得できる。