DJIは、モバイルとDSLR /ミラーレスマーケットに対し、2つの新しいスタビライザー、Osmo Mobile 2とRonin-SをCES2018で発表した。
Osmo Mobile 2 –スマートフォン用改良型ハンドヘルドスタビライザー
Osmo Mobile 2は、軽量設計で、3軸ジンバルを備えており、双方向モバイルクランプによって横向きと縦向きの間でピボットをサポートする。 DJIのSmoothTrackテクノロジーは、カメラの動きを検出して補正するので、よりスムーズでより「映画的」なショットを撮影できる。さらに操作性が簡素化され、様々な機能が改善されている。DJIは「プロカメラ」の操作性に近づいたとしている。
DJIによれば、Oslo Mobile 2の主な特長の1つは、強力な内蔵バッテリーシステムが装備されたことで、バッテリーの連続使用時間は最大15時間に及ぶ。これは従来のOsmo Mobileが5時間であったことを考えると、大きな進化だ。
この製品には、パノラマ、タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス、スローモーション、ズームコントロールなどのさまざまなスタイルで撮影する機能も用意されている。ズームコントロールはハンドルのズームスライダで完全に操作でき、スマートフォンカメラのズームコントロールができる。
詳細については、同社のWebページを参照願いたい。
Ronin-S – DJI初のDSLRとミラーレスカメラ用ハンドヘルドスタビライザー
Ronin Sは、DJI初のミラーレスやDSLRカメラ用の3軸スタビライザー。
DJIによると、Ronin-Sはキヤノン5D、パナソニックGH、ソニーαの各システムに対応し、それらにマウントする各種レンズもサポートしている。
このスタビライザーの特長は、Ronin-Sが他のDJI Proアクセサリーと互換性があり、
これを中心としてシステムを組めることだ。 Ronin-Sには複数のアクセサリマウントがあり、マイク、LEDライト、ワイヤレスビデオ送信機などをアドオンできる。これにより、より高度な撮影に対してアップグレードすることができる。その意味では、TiltaのGravity G1 Gimbalに似ていると言える。
価格と発売時期
Osmo Mobile 2は129ドルで販売される予定。旧モデルと比較して非常に手ごろ感がある。
Ronin-Sは2018年第2四半期に発売され、価格は発売前に発表される予定。
DJIのようなメーカーから、高価で高機能なプロ製品から進化した低価格の機材がどんどん個人レベルユーザーに発売されている。FreeflyのMoviがそのような過程をたどってきたが、DJIも同様に安価な製品を送り出し、多くのユーザーに使用されている。