DJIは Ronin-Sの新アクセサリーを発表した。Ronin-Sは、今年初めにリリースされ、以来好評を得ている。 (以前の記事はこちら)今回追加されたアクセサリーは、フォーカスモーター、バッテリーグリップ、GPSなどだ。
Ronin-Sは片手持ちジンバルとして今年初めに登場した。負荷容量3.6 kg、12時間のバッテリー持続時間で、高品質な作りとなっている。更にトラッキングやタイムラプス機能も搭載されており、それらは同社のノウハウに裏打ちされたものだ。 そして今回、用途をさらに広げるためアクセサリーの追加をを発表した。
フォーカスモーター
フォーカスモーターは、おそらく多くのユーザーが待ち望んでいるアクセサリーの一つだろう。 Ronin-Sにはフォーカスホイールが付属しているが、直接カメラ本体をコントロールしてフォーカスを調整できるものは少ない。現時点ではGH5が唯一それに対応したカメラだ。 フォーカスモーターにより、マニュアルフォーカスしか持たないレンズをコントロールすることもできる。 フォーカスモーターには、ケーブル、ロッドマウントアタッチメント、長さの異なる2つの15mmロッド、ギアリング用ケーブル、および固定用のネジが付属している。
コマンドユニット
Ronin-Sには多くの機能が満載されているが、モーションタイムラプスなど複雑な機能を使用するは、DJIのアプリケーションが必要となる。しかしコマンドユニットを使用することにより、スマートフォンアプリケーションだけでなく、直接コマンドユニットからコントロールすることができる。小さなディスプレイと5方向パッドから構成されており、ユーザーは記録中でもパラメーターを変更することができる。また、モードを切り替えたり、Create機能にアクセスすることも可能だ。コマンドユニットは、Ronin-Sのハンドグリップのどちら側にも取り付けることができ、またフォーカスホイールと一緒に取り付けることもできる。
BG37 バッテリーグリップ
Ronin-Sのバッテリー自体は着脱できないが、12時間連続動作できるので、実質的にはほとんどの場合、問題にならないだろう。しかし、フォーカスモーター、コマンドユニット、GPSアタッチメントといった新しいアクセサリーがリリースされることもあり、交換可能なバッテリーグリップも用意された。BG37は本体に同梱されているバッテリーグリップと同じもので、同じ容量の2400mAhが内蔵されており、12時間使用できる。
GPSモジュール
Ronin-Sは最大70km/hの速度でも安定した映像を保証する。しかしそれでも不十分で、更に早く移動したり、上下動が激しい場合は、GPSモジュールが有用だ。特に、急激な加減速時に安定性を高めることができ、急な動きや上下動に有用だ。
ユニバーサルマウント
Ronin-Sを車やクレーン、あるいはジブなどに搭載したい場合は、ユニバーサルマウントが便利だ。これにより1/4インチマウントポイントに取り付けることができる。バッテリーグリップを取り外す場合は、別売のTB50デュアルバッテリマウント、あるいはDC-INポートで12-17V電源により電源を供給することができる。
レンズサポートとトップホットショットブラケット
一般的にジンバルに大きな望遠レンズを取り付けた場合、バランスをとるのに苦労するが、Ronin-Sもその点は同じだ。バランスをとるために、大きくカメラを後退させなければならない。レンズサポートとホットシューブラケットは、レンズをジンバルに固定することにより、安定した撮影を行うことができる。ただ、これを使っても相当に大きなシネマレンジを装着するのは難しいだろう。
さらに、フォーカスモーターと組み合わせて使うRod MountとFocus Gear Stripも用意されている。
価格と発売時期
これらのアクセサリーはDJIのオンラインストアで購入できる。
- Ronin-S Focusモーター:22,000円
- Ronin-S Focusモーター ロッドマウント:2,600円
- Ronin-S Focusギア ストリップ:2,600円
- Ronin-S コマンドユニット:16,800円
- Ronin-S BG37 グリップ:12,900円
- Ronin-S トップ ホットシュー ブラケット:6,400円
- Ronin-S 延長レンズサポート:2,600円
- Ronin-S 外部GPSモジュール:9,000円
- Ronin-S ユニバーサルマウント:23,000円
Ronin-Sのレビュー記事はこちら。
フジヤエービックのショップサイト