DriveMountはBlack Magic Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC4K)の上部にある1/4 “-20ネジ穴で2.5インチSSDを取り付けるためのアルミケースで、Kickstarterに登録されている。USB-Cケーブル、標準1/4 “-20ネジマウント、シューマウント、15mmレール、そして500GBのSSDが付属する。
BMPCC4Kはすでに発売されており、 cinema5Dではレビュー記事をリリースした。この記事でも書いているように、BMPCC4KはUSB-Cポート経由で外部SSDに記録することができる。SSDは高速で大容量のため、現実的なソリューションとして注目されている。
SSDを使う理由
BMPCC4Kは、SDカード、CFast 2.0カード、あるいはSSDが記録メディアとして使用できる。 SDカードは比較的安価だが、書き込み速度が最高品質(Cinema DNG RAW 270MBps)の記録に対応していない。 CFast 2.0カードは高速だが、かなり高価だ。しかしSSDは十分に高速で、CFast 2.0カードよりも格段に安価だ。ただし、カメラの外部での記録になるので、しっかりと取り付ける必要がある。
なお、BMPCC4K用のケージも各メーカーから多数用意されている。
このほかにも、多くのケージが発売されているだろう。そしてケージメーカーの中には既にSSDマウントオプションのソリューションを提供している。例えばTiltaのアプローチは、USB-Cケーブルがネジで固定されるようになっている。
DriveMountの2.5″ SSDマウントソリューション
DriveMountを開発したのはSoulCowというメーカーで、2人の映像製作者、Ethan Soule氏とBen Cowper氏が運営している。SoulCow が今回Kickstarterに登録した新製品は、2.5インチSSDを1/4インチのネジ穴に取り付けることができるアダプターだ。 BMPCC4Kは1/4 “-20のネジ穴を上部に備えているので、ケージを使わずにSSDを取り付けることができる。もちろん、ケージの上から取り付けることも可能だ。
DriveMountは黒いアルミニウム製で、スライドレールを備えており、必要に応じてケースを前後させることができる。
DriveMount の特徴は、2.5 “SSDを採用することにより安価なソリューションとしていること。例えば512GBのCFast 2.0カードが5万円以上するのに対し、500GB2.5インチSSDは、1万円以下で手に入る。 ケースやUSB-Cケーブルのコストは追加されるが、それでもCFast 2.0カードに比べると相当安価だ。同梱のケーブルは、片端にSATAコネクター、他方にUSB-Cコネクターが付いている。
初期価格では、DriveMountケース(ケーブル付き)は100ドル(約11,349円)となっている。ただし25個の個数限定で、これが完売すると、基本パッケージの価格は120ドル(約13,619円)になる。また、コールドシューズアダプターを含むパッケージの価格は130ドル(約14,754円)。 更に15mmロッドアダプターを使用するパッケージの価格は150ドル(約17,023円)だ。なお、500GBのSSD付きのパッケージも用意されており、$ 175(約19,861円)となっている。出荷は来年3月の予定。Kickstarterのサイトはこちら。
なお、いつも言っていることだが、Kickstarterは販売サイトではなく、クラウドファンディングサイトなので、購入ではなく、投資だ。万一開発がうまくいかなかった場合のリスクがあることを覚えておいていただきたい。
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