次のレンズは何にするか、はいつも楽しい悩みだ。Duclos LensesのMatthew Duclos氏は5000ドル以下のシネプライムレンズの比較ビデオを作り、公開している。
このビデオは2つのパートから成るFacebookのライブセッションで、1時間以上の長さだが、ここでMatthew氏は自身の経験から比較的安価な6種類のシネプライムレンズについて評価している。スターバックスのコーヒーを飲みながら次のシネプライムレンズについて一つずつ語っている。
- Canon CN-E
- Rokinon Xeen
- Schneider Xenon FF
- Sigma FF High Speed
- Tokina Cinema Vista
- Zeiss CP.2
5000ドルクラスのシネプライムレンズを評価する
https://www.facebook.com/DuclosLenses/videos/10154035133415916/
https://www.facebook.com/DuclosLenses/videos/10154035223090916/
Matthew氏によれば、Duclos Lensesの社員が様々な角度から評価したが、どれがベストと決めるのは不可能とのこと。レンズの選択は、撮るものやプロジェクトによって変わってくるので、ある焦点距離であるレンズが優れているとしても、それぞれのレンズには長所もあれば短所もあるので、状況が変われば評価も変わるということだ。もちろん画質だけが全てではない。
ある映画にとってそのレンズがベストだとしても、他の映画でそれがベストというわけではありません。 – Matthew Duclos.
Rokinon XeenとSchneider Xenonを比較してみると、前者の明るさと、後者の小型軽量は直接比較できるものではない。新しいシグマのFF High Speed primesを待つか、既にテストしたZeiss CP.2で行くか、というのも同じだ。レンズ交換のし易いマウントが選択のポイントかも知れない。
Matthew氏のビデオでもう一つ取り上げたいのは、いかに多くのレンズがフォトレンズをベースにデザインされているかだ。更に、これらのレンズ、特にシグマとトキナのレンズがそうだが、いかに大きさと重さについてしのぎを削っているかを見ると、大変興味深いものがある。
Matthew氏とDuclos Lensesの人々はレンズの専門家で豊富な知識を持っているので、Duclos Lensesのサイトで彼らの意見をぜひ聞いてみて欲しい。また、興味があればThe Cine Lensサイトも見てはいかがだろうか。これはDuclos Lensesの姉妹サイトで、レンズ関連のコンテンツが豊富に掲載されている。
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