新しい照明メーカーが誕生した。DUKENは、三脚やアナモフィックレンズのメーカーとして有名なSIRUIのサブブランドだ。今回発表されたDUKEN T60 Telescopic Tube Lightと小さなM6 Mini RGB Lightは、Indiegogoキャンペーンを通じて市場に投入される最初の製品となる。
新しいライトは常に良いもので、特にこれらのツールがかなり革新的であると思われる場合はなおさらだ。今回発表されたDUKEN T60テレスコピックチューブライトがそうであることは間違いない。M6 Mini RGB Lightはそうではないが、この小さなライトもいくつかのトリックを備えている。
以下は同社のキャンペーンビデオ。
DUKEN T60テレスコピックライトは、比較的コンパクトでありながら、全長740mmまで伸ばすことができるユニークなデザインを持つ(収納時はわずか455mm)。工具は不要で、直感的に操作できる。T60の上部を完全に伸ばすと、カチッと固定され、自動的に点灯する。
DUKEN T60テレスコピックライト
仕様については、プレスリリースで次のように伝えられている。CCT(2500K〜8000K)モード、HSIモード&FXモードなど、こうしたRGBライトのデファクトスタンダードがすべて搭載されている。また、音楽に合わせてT60が点滅・変色する、いわゆるミュージックモードも搭載している。
コントロールユニットをライト本体から取り外すことができ、1つのライトやDUKEN T60のグループ全体を2.4G wifi帯でワイヤレスにコントロールすることが可能。アプリ(Bluetooth使用)経由でのライトの制御も可能だ。
DUKEN T60の高いCRI/TLCI値(最大97)は、マトリックス配置のLEDと高品質のSMD RGB LEDが寄与している。DUKENによると、すべてのライトは色の一貫性とフリッカーのない出力をテストして出荷されている。
DUKEN T60 Telescopic Tube Lightは、底面に1/4″20″のネジが付いているので、付属のミニ三脚にも他のものにも取り付けることができる。
- 寸法 収縮時:Ø 42mm * 455mm、伸長時:Ø 42mm * 740mm
- 重量:約658g
- 内蔵リチウム電池:3*2600mAh 3.7V
- アダプター 12.6V 2A
- 充電時間:1.5時間
- 電力:最大20W
- CCT: 2500K – 8000K
- RGB色域: 0-359º
- FX 14モード
- 照度:1000lux @ 0.5m
- CRI/TLCI: 97
- 輝度:0%~100
- 動作時間:2時間@100
延長機構が実際にどの程度機能するのか、気になるところだ。もし、頑丈で信頼性が高く、フィールドでの使用にも耐えうるものであれば、このライトは一見の価値があるだろう。コンパクトなのでバッグに入れられるし、撮影現場では伸ばして本格的なライトとして使えるのが好印象だ。
DUKEN M6 mini RGBライト
T60の小さな相棒として、DUKENは小さなRGBライト、M6もリリースしている。
コンパクトなボディながら、高いCRI(≧97)とTLCI(≧97)を実現しており、正確で自然な演色性が期待できる。T60チューブと同様に、M6 RGBフィクスチャにもCCTモード(2500K – 8000K)、HSIモード、およびいくつかのプリセットされた照明効果を提供するFXモードが用意されている。
DUKEN M6は、3つのコールドシューマウント、1/4″20スレッド、フレームレスパネルを備えており、付属のバックルを介して複数のライトをシームレスに接続し、より明るい光源を実現することが可能だ。
背面の4つのボタンとLCDディスプレイは、この小さなライトをコントロールするためのもの。取り外し可能なシリコンディフューザーが付属しており、不快なマルチシャドウを発生させることなく、よりソフトで均一な出力を提供する。
価格と発売時期
DUKEN T60、M6ともにIndiegogoで予約受付中。Super Early Bird dealを選ぶと、価格は159ドル(T60 1台)または189ドル(T60 1台+M6 1台)からとなる。M6を単品で入手することはできず、T60(または2台)とのバンドルでのみ入手できる。出荷目標時期は2022年1月を予定している。
Links: Indiegogo | Duken Website
なおIndiegogoは(Kickstarterと同様)小売業者ではなく、資金調達のプラットフォームだ。そのため、場合によっては製品化が中止される場合もある。リスクを負う見返りとして、通常の小売価格より安い価格で報酬を得ることができる。