中国のレンズメーカーDZOFILMは、20-55mm T / 2.8および50-125mm T / 2.8の2つの新しいコンパクトズームレンズを「Pictor Zoom」ラインナップとして発表した。これらのズームレンズは、PLまたはキヤノンEFマウントのいずれかで利用でき、ズーム範囲全体にわたってT / 2.8一定の、Super35 / APS-Cセンサー対応となっている。
DZOFILMとは
DZOFILMは、手頃な価格のMFTシネマズームレンズで有名な中国のレンズメーカー。詳細については、20〜70 mm T2.9および10〜24 mm T2.9 MFTシネレンズの記事を参照いただきたい。
今回同社はSuper35 / APS-Cセンサー対応の「Pictor Zoom」ラインナップに新レンズを追加した。
20-55mm T/2.8と50-125mm T/2.8の主な特徴
Pictor Zoomシリーズは、 DZOFILM 20-55mm T / 2.8と50-125mm T / 2.8の2本のレンズで構成されている。どちらのレンズも、EFマウントとPLマウントを選択できる。これらのレンズはEFマウントバヨネットを備えたPLマウントで出荷される。レンズマウントはユーザーが交換できる。
どちらのレンズもT2.8固定。絞りは16枚の絞り羽根で構成されており、丸みのある柔らかなボケ味が得られる。 DZOFILMによると、洗練された光学設計を採用することにより、 DZOFILM 20-55mm T / 2.8および50-125mm T / 2.8は鮮明なディテールを備えた有機的なルックとしている。
どちらのレンズも、フォーカスリングと絞りリングに0.8mmピッチのギアがあり、フォーカスリングのフォーカスリング回転角度は270°。また、DZOFILMは、どちらのレンズもパーフォーカルで、フォーカスブリージングは最小限であるとしている。
筐体は金属製で、フロント径はマットボックスの95mm標準。マットボックスを使用しない場合は、86mmのフィルタースレッドで、フィルターをレンズの前面に装着できる。
20-55mm T / 2.8は約1.52kgとかなり軽量。 50-125mm T / 2.8は、約1.7kgでやや重くなっている。屋外で移動の多い撮影にも適している。
価格と発売時期
DZOFILM 20-55mm T / 2.8と50-125mm T / 2.8は近く発売される予定。 20-55mmは2289ドル、50-125mmは2489ドル。両方のレンズをバンドルとして入手する場合は、279ドルの割引が適用される。ホワイトバージョンは、セットで5399ドルで販売され、出荷は7月下旬になる予定。