小型で使いやすい革新的なスライダーで知られるEdelkrone(エーデルクローン)が、 SliderONEの上位バージョン、 SliderONE Proを発表した。
SliderONE Proの新機能
Proモデルは従来のモデル(以前の記事)と見た目はあまり変わらないが、いくつかの重要な改善がされている。
- 独立したモーターユニットを搭載したオリジナルの SliderONEとは対照的に、モーションモジュールとして内蔵した。新しいバージョンでは、速度の向上とスライダーとの統合が実現している。
- 5センチ長くなっており、もう少し長い距離を動かしたいマクロショットに有利。
- より強力なコアレスDCモーターにより、位置制御能力が向上。
- 傾斜角度の向上。
- 薄くて軽い本体。
- タイムラプスアプリの機能が改善。
下はプロモーションビデオ
Time-WarperとMotion-Warper
新しいアプリの注目機能は、Time-WarperとMotion-Warperだ。 Time-Warperでは、スライド速度を変更しないで、時間の速度を変更することができる。 Motion-Warperは逆だ。つまり、タイムラプス速度は一定で、カメラの動きの速度が変わる。同じインタフェースでコントロールすることができる。これらの先進機能は、タイムラプス撮影に創造性を与え、一までに撮れなかった映像を実現することができる。
Time-WarperとMotion-Warperの詳細については、以下のビデオを見ていただくと分かりやすいだろう。
SliderONE Proは傾斜角の向上も実現されており、Y軸方向のモーションショットも自由度が増している。
スライダーは27μm/秒(マイクロメーター/秒)の速度で移動することができる。これは非常に正確で、ほとんどのアプリケーションに対応できるが、従来のバージョンでもこれよりも遅く、10μm/秒までの移動が可能。下の図は SliderONE Proの主な仕様。
価格は590ドル(バッテリーは含まれない)。
Edelkroneは個人レベルのクリエーターニーズに最適な製品を多く発売しているが、 SliderONE Proもその一つに加えられるだろう。一人での撮影でもプロレベルの映像が撮影できてしまうのだ。また、 SliderONE ProはDSLRだけでなく、REDなどの重いカメラにも対応できる十分な堅牢性を備えている。
個人的には、一般的な撮影でスライダーを使うことはあまりないが、マクロショットではよく使う。 SliderONE Proを使うと実に魅力的な映像が撮れるのだ。