Edelkroneからまた興味深い製品が発表された。同社はイノベーティブな製品を多数世に送り出しているが、今回もまた魅力的なものだ。 レール無しで移動することができ、プログラム動作も可能な超小型ドリー、SurfaceONEを紹介しよう。
ショットにスライダー効果を加えると、映像に変化が出て一味違った映像が作れる。しかし、出先での撮影の場合などでは2台目の三脚が必要であったり、追加の部品が必要だったりして、スライダーを持ち出すのは大変面倒だ。こんなとき、コンパクトなスライダーが役に立つ。
Edelkrone SurfaceONE
SurfaceOneは比較的小さな機材で、下に2つのホイールが付いており、上部にカメラを取り付けるための3/8”-16のネジが用意されている。カメラをマウントし、iOS(9.0以上)やAndroid(5.0以上)のスマートフォンからコントロールすることができ、動きをプログラムすることも可能だ。下はそのビデオだが、様々な機能も持っていることが分かる。
本体はキヤノン LP-E6互換のバッテリー(別売)で駆動され、最大4時間、あるいはタイムラプスなら48時間の動作が可能。SurfaceONEの他スマートフォンが必要で、平らで滑らかな面に置いて使用する。
カメラには何らかのマウントが必要で、Edelkroneは同社のFlexFit Head 2をプロモーションビデオに使用し推奨している。従って、SurfaceONE($ 689.99)にFlexFit Head 2の$ 159.99が追加コストとして必要だ。
撮影モード
SurfaceONEには、Targeted Slide、Free Slide、Auto Panなど、さまざまな撮影モードが用意されている他、タイムラプスモードも搭載されている。Targeted Slideモードでは、移動中に内蔵のレーザーポインターで被写体を追う。
Free Slideモードでは、SurfaceONEは必要な距離をスライドする。更にAuto Panモードでは、コントロールされたパンショットが可能だ。これらのモードはすべて、タイムラプス撮影にも使用できる。
スピード調整には、角速度またはパーセンタイル速度の2種類が用意されている。角速度を調整することで、目標との距離を変えて同じスライド感覚を得ることができるのだ。
SurfaceONEの最高速度は毎秒220mmで、最低速度は毎秒約0.2mmとなっている。以下のビデオで、SurfaceONEの動作音を知ることができる。静かな環境でのインタビュー撮影では、動作音が静かなことが重要だ。
価格と発売時期
SurfaceONEは$ 689.99と、多少高価な気もする。しかし、この製品はかなり有用なのは間違いないので、まあ、この価格は仕方ないかもしれない。
カメラは本体の3/8 “-16ネジに直接マウントできるが、これはお勧めできない。やはり何らかのカメラマウントや三脚ヘッドを使うほうが良いだろう。
SurfaceOneは9月中旬頃に発売予定。EdelkronのWebサイトから購入することができる。
出展: Edelkrone.com | FlexTilt Head 2