トルコに本拠を置くFdellroneの名前を聞くことが多くなったが、またまた新しい製品がラインアップされた。エーデルクローン ウイング(Edelkrone Wing)は見ての通り、レールが無い、画期的なスライダーだ。
Edelkrone Wing とは?
スライダーはレールとカメラ台でできているのがお決まりだったが、Edelkroneの新しいスライダーは、この常識を覆した。レールやカメラ台はもう古い。Wingは小さく、ビデオで見るように、非常に滑らかに動く。
ビデオではモーターで動いているように見えるが、これはそうではなく、手で動かす必要がある。ただ、それはデメリットではない。モーター無しなので、いつでもどこでも思いついたところですぐ使うことができるのだ。
内部構造
Wingは二つのパーツから構成されるが、それらが高い精度で組み合わされている。二つのパーツは調整ダイアルで適度なフリクションを持ちながら動くようになっている。収納するときは、ロックされる。トライポッドには通常の3/8“-16ネジで固定する。カメラは1/4”-20ネジで反対側のパーツにマウントする。アダプターも付属する。
内部にはドライブベルトが仕込まれており、これによってカメラは直線上を動く。移動距離は本体の4倍だ。カメラを直線に動かすための仕掛けが組み込まれているのだ。これにより、左右に動かす長いスライダーの制約から解放される。即ち、縦に動かすとき、長いスライダーの端がフレームに入り込んでしまい、悩まされたものだが、この方法ならもはやその心配はない。
Edelkrone Wingは軽量のカメラ用だが、このレンジの用途にはぴったりだろう。大型カメラ用には、従来の長いスライダーが適している。
仕様と価格
Edelkrone Wingは9月26日に出荷開始される。価格は€219.99(約$248)。
- 外形寸法: L x W x H: 147 x 45 x 66 mm
- 重量: 0.45 kg
- 耐荷重量: 1.5 kg以下
- カメラ移動範囲: 40 cm
source: Edelkrone Website