Epic sound effects(ESE)は、フロリダを拠点とするオーディオ制作会社で、スタジオ品質のサウンドエフェクトの新しいオンラインライブラリを構築している。現在テスト期間中で、初期の加入者への無料アクセスを提供しており、無料でサンプルサウンドをダウンロードできる。1年後に毎月払いのモデルに切り替わる予定だ。
オーディオはビデオ作品を製作するうえで非常に重要な要素だ。優れたオーディオは作品の質を大幅に向上させ、ストーリーを伝えるのに役立つ。オーディオには音楽だけではなく、効果音も含まれる。
ドキュメンタリーなどの映像制作では、そのシーンの実際の音を使おうと計画していても、現場の状況により使用できないことが多々ある。このような場合は、ポストプロダクションで効果音として付加する必要がある。
FXサウンドを提供しているオンラインライブラリはすでに多く存在する。例えば、Adobe Auditionなら、無料でFXサウンドをダウンロードすることができる。ここで紹介する「Epic Sound Effects」は、新しいオンラインライブラリーサイトで、ロイヤリティフリーのFXサウンドを用意している。現在、初期加入者への無料アクセスを提供している。
Epic Sound Effectsの概要
このウェブサイトはフロリダに拠点を置く新しいオーディオ制作会社、Epic Sound Effects(ESE)によって設立された。インディー映画制作者、作曲家、YouTubeブロガーなどのために、手頃な価格で高品質のFXサウンドライブラリを提供することが目的としている。
ESEは、ディズニー、ワーナーブロス、ネットフリックス、マーベルスタジオ、20世紀フォックス、ルーカスフィルム、パラマウントなどの映画制作スタジオでの長年の経験を持つ、作曲家兼音楽プロデューサーのClement Ducasse氏と、トレーラー作曲家Karel Psota氏によって共同設立された。同社は今後サウンドライブラリを充実させていくとしている。
現在、Webサイトはベータテスト段階にある。このテスト期間中に登録したユーザーは、テスト期間が終了した後でも、無料でアクセスできる。
Clement Ducasse氏は、購読モデルでは、推定価格は月額9ドルから15ドルの間になると述べており、約1年後に正式に開始する予定。またESEは、特殊なサウンドを希望するユーザーのために59ドルから150ドルの範囲のプレミアムサウンドデザインパックも用意する。
なお、現在ダウンロード可能な無料のサンプルが用意されている。登録すれば、商業用途でも、何度でもダウンロードして使うことができる。サウンドは完全にロイヤリティフリーで、唯一禁止されているのはサウンドを再販することだ。現在、whoosh(強度の異なるさまざまなwhooshエフェクトを含む25のWAVファイル)とフットステップ(リアルタイム速度とスローモーションの両方のさまざまな表面にフットステップを持つ140以上のWAVファイル)の2つの無料のサウンドエフェクトパックがダウンロードできる。