オーディオソフトウェアを専門とするメーカーAccusonusがERAと呼ばれるワンノブプラグインの新シリーズを発表した。これらのプラグインは映像制作者を念頭に置いて設計されており、Adobe Premiere Pro、Adobe Audition、Final Cut Pro Xなどほとんどの映像編集ソフトウエアと互換性がある。
https://www.youtube.com/watch?v=aH6gLypSsIA
ERA Noise Remover
最近注目されているのがノイズリムーバーだ。例えばインタビューで、内外のノイズを除去することができる。遮断することが難しいファンやエアコンの音も低減させることができ、オーディオを効果的に改善することができる。
https://www.youtube.com/watch?v=ZO71blOOme4
ERA Reverb Remover
音響効果が考慮されていない部屋でインタビューやドキュメンタリー、あるいは短編映画を撮影する場合、エコーやリバーブに悩まされることがある。 ERA Reverb Removerは、できるだけ自然なサウンドを保ちながら、音声を効果的に改善する。もちろん、元のサウンドの条件が良いほど結果は良くなるが、難しい状況でも大いに役立つだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=_So-UqXS_Yw
ERA Voice Leveler
トークの収録では、話者により声量に大きな差が出ることがある。もちろん録音レベルで調整することができるが、話者が多い場合一人では不可能だ。
また、音量を一定にする必要がある場合、例えば一人の話者でも部分によって声が大きすぎたり小さすぎたりする場合、これをある範囲に抑えなければならないが、マニュアルで行うと人手がかかってしまう。 ERA Voice Levelerプラグインは、これを自動で調整するほか、人が話していないときに録音レベルを下げ、バックグラウンドノイズを低減する。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=sc7EFxJOte8
ERA Plosive Remover
“Plosive”というのは破裂音のことで、通常は文の冒頭で、比較的大きな声で発するP音などがそれにあたるが、これをマニュアルで低減するのは難しい。 ERA Plosive Removerはこれを自動的に検出して低減してくれる。
https://www.youtube.com/watch?v=27tWMzMOwKI
ERA De-Esser
多くの場合、”s ”、” z”、”ch”、”sh”といった発音は耳につく場合がある。これらの対策には通常De-Esserと呼ばれるものを使う。多くのde-esserプラグインが市販されているが、ERA de-esserはおそらく”s”音を除去するのに、もっとも簡単な操作でできるものだろう。
ERA Bundle StandardとERA Bundle Pro
現在入手可能なERAシリーズのプラグインには2種類ある。上記のすべてを含むERA Bundle Standardと、ERA-Dというもう一つのプラグインを追加したERA Bundle Proだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Denyon1T7IA
ERA-Dは、より高度で洗練されたノイズ除去および残響除去のプラグインで、より細かい調整が可能となっている。
価格と発売時期
1月1日まで、年末年始の特別セールを行っている。
14日間の無料トライアルも用意されている。すべてのERAプラグインは、現在AccusonusのWebサイトから入手できる。