DPのBrian NgyuenとRyan Emanuelによって設立されたL.A.に拠点を置くFilmatic AI社は、AIを搭載したカメラマッチングツールColorCloneのリリース日を2月に発表した。
異なるメーカーのカメラの色を手作業で合わせようとしたことがある人なら、それがどれほど骨の折れる作業か知っているだろう。各メーカーは独自のカラーサイエンスを持ち、センサーの違いがこの作業を難しくしている。もちろん、FilmConvertのCineMatchのような、この作業を助けてくれるプラグインはすでにある。
AIによるマッチング
10月に報告したように、Filmatic AIは、彼らのツールは、光のスペクトル、露出、カメラアングル、センサーダイナミクスなどの多くの異なる要因を考慮する高度なアルゴリズムを使用していると謳っている。
YouTubeで公開されている印象的なサンプル動画を見てみよう:
発売時にサポートされるカメラ
発売時にサポートされるカメラは以下の通り。Blackmagic Pocketシリーズ、パナソニックLUMIX GHシリーズ、キヤノンEOS Cシリーズなど、順次追加される予定だ:
ARRI
- Alexa 35
- Alexa Mini LF
- Alexa Mini
ARRI WideGamut3/Log C and ARRI WideGamut4/LogC4.
BLACKMAGIC
BMDGen5/BMDFilm.
SONY
- Venice 1
- Venice 2
- FX3
- FX6
- FX9
S-Gamut3.Cine/S-Log3
Kodak Vision3
- 500T 5219 Film Negative
- 250D 5207 Film Negative
RED
- KOMODO
- V-RAPTOR
REDWideGamutRGB/Log3G10
このビデオの例では、ソニーFX3とARRI Alexa 35のマッチングを見ることができる:
独自のプロファイルを追加する
さらに同社は、ユーザーが独自のカメラデータを送信してマッチングを作成したり、独自のカスタムルックを再作成したりできる拡張機能を搭載する予定だ。
価格と発売時期
価格についてはまだ発表されていないが、リリース日はDaVinci Resolve版が2024年2月、Premiere Pro版が近日中にリリースされると発表されている。
プラグインが利用可能になり次第、すぐにテストし、結果をお知らせしたい。