カラーグレーディングとカメラマッチングソリューションのFilmConvert NitrateとCineMatchが、キヤノン EOS R3をサポートするようになった。カメラパックはFilmConvertのウェブサイトから直接ダウンロードすることができる。CineMatchの最新バージョンは、こちらからダウンロードできる。
約1年前に発表されたキヤノンEOS R3は、現在キヤノンのミラーレスカメラのラインナップの頂点に位置している。写真家のためのカメラでありながら、EOS R3はビデオカメラとしての性能も備えている。
24.1MP CMOSフルフレームセンサーと5軸IBISを搭載したR3は、AE/AFトラッキングによる30fpsの静止画バーストモード、デュアルピクセルCMOS AF II、そして見たところに焦点を合わせる新しいアイコントロールAF(写真モード時)をサポートしている。
EOS R3の動画撮影機能は、6K(6000×3164)60fpsの内蔵12bit rawと、DCI 4K 120fpsなどの多彩な10bit 4:2:2記録モードがある。また、Canon Log 3にも対応している。
残念ながら、今年の初めにはこのカメラを手に入れるために長い待ち時間が発生した。ただし、この記事を書いている時点では、少なくとも一部の地域では状況は少し改善されているようだ。
FilmConvert NitrateとCinematchがEOS R3に対応
FilmConvert NitrateとCineMatchは、カラーグレーディングとカメラマッチングソリューションで、ユーザーが比較的簡単にフィルムルックにきるよう支援する。両アプリは、一般的なNLEのプラグインという形でも存在する。新しいカメラが発売されると、FilmConvertチームは、そのカメラモデル専用の新しいLUTを作成し、一貫した結果を得ることができる。
EOS R3の場合、これには少し時間がかかったが(おそらくカメラの入手が限られていたことも理由の一つと思われる)、現在ではサポートが完了し、R3の映像はFIlmConvertとCineMatchを使ってグレーディングとマッチングを行うことができる。
FilmConvert Nitrate Canon EOS R3カメラパックは、FilmConvertのウェブサイトから直接ダウンロードすることができる。CineMatchの最新バージョンは、こちらからダウンロードすることができる。
価格と発売時期
FilmConvert と CineMatch は有料アプリだが、どちらも無料トライアルを提供している。フルライセンスは、バージョンやバンドルによって、現在139ドルから199ドルとなっている。
キヤノンEOS R3カメラ本体は、現在フジヤカメラで673,200円で販売されている。