FilmConvertは、ソニーFX30用の新しいカメラパックをリリースした。どちらのパックもFilmConvertのウェブサイトから直接ダウンロードでき、FX30の映像を素早くグレーディングし、他のカメラとマッチングさせることができる。
ソニーFX30は2022年9月に発売され、FX3の足跡を歩んできた。両機は同じカメラボディだが、FX30は6K Super35イメージセンサーを搭載し、All-I / Long GOP h.264/265 10bit 4:2:2 codecで最大60フレーム/秒の4K UHDで映像を記録することができる。(インタビューはこちら)
ソニーFX30用FilmConvert NitrateとCineMatchパック
FilmConvertのプラグインは、色補正やカラーグレーディングのポストプロダクションワークフローを、簡単な操作でスピードアップできるよう設計されている。CineMatchは、ボタンをクリックするだけで、異なるカメラのカラーマッチングを簡単に行うことができる色補正プラグインだ。一方、FilmConvert Nitrateは、様々なフィルムストックの色や粒状感など、特定のフィルムルックを再現するためのカラーグレーディングツール。
すべてのプラグインは、個別にプロファイリングされたカメラセンサーのデータに基づいている。さらに、同社は定期的にアップデートと新しいカメラパックをリリースしており、最近の富士フイルム X-H2S、キヤノンEOS R3、ソニー a7 IV、パナソニック Lumix GH6、その他多数のカメラに対応している。
FX30用のこれらの新しいFilmConvertカメラパックは、S-Log3、Cine EI、Cine EI Quickなど、カメラのピクチャープロファイルのほとんどと互換性がある。これにより、FX30を他のカメラと簡単にマッチさせることができ、その14ストップ以上のダイナミックレンジの恩恵を十分に受けることができる。
価格と発売時期
FilmConvertカメラパックは、常にすべての既存のユーザーのために無料でダウンロードすることができる。FilmConvertのウェブサイトから直接、他の幅広いカメラのサポートと一緒にダウンロードすることができる。
また、CineDの読者はFilmConvertのCineMatchとNitrateプラグインを20%オフで入手することができる。さらに、Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、またはFCPX用のプラグインを個別に購入することも可能。1つのNLEから別のNLEに移行する必要がある場合は、バンドルも利用可能だ。