FiLMiC IncとZhiyunは、Zhiyun Smooth 4ジンバルからFiLMiC Proアプリを直接操作するコラボレーションを発表した。スマートファンのタッチパネルでの操作は、不用意に触れてしまったり、微妙な調整が難しいが、ジンバルのハードウエアボタンとダイヤルで直感的な操作ができるようになる。
多くのユーザーがスマートフォンジンバルを使用しているが、FiLMiC Proなどのビデオカメラアプリを使用する場合は、露出やフォーカスを変更するため、画面のタッピングやスワイプが必要となる。今回発表されたコラボレーション機能により、スマートフォンに触れることなく、Zhiyun Smooth 4ジンバルハンドルからFiLMiC Proの機能をコントロールすることができる。
主な機能
- クイックモードセレクターで、3つの撮影モード(Reticles、 Full Auto、 Manual)を選択
- ジンバルからRECを開始/停止
- ジンバルのホイールを1回押すだけでフォーカスと絞りをロック/解除
- サイドハンドホイールでフォーカスやズームが可能
- デュアルレンズのiPhoneの場合、ジンバルから直接フロント、リア、ズーム、テレの各レンズを切り替えることができる
- どのモードでもフォーカスと絞りを手動でオーバーライドできる
スマートフォンでの映像撮影で不便なところがあるとすれば、それは実際のダイヤルやボタンで操作できない点だろう。アプリでの操作はタッチスクリーンで行うため、直感的な操作が難しい。 今回発表されたコラボレーション機能により、ジンバルの操作機能を使用し、直感的な操作ができるようになる。
FiLMiC Proを試用したい場合は、App StoreやGoogle Playから入手できる。なお、FiLMiC Proバージョン6のログガンマ機能についての記事(英語)も参照いただきたい。
ジンバルのハンドルからスマートフォンのアプリを操作するというのは、新しい考えだ。 FiLMiC ProとZhiyun Smooth 4の組み合わせは、スマートフォンカメラマンにとって、朗報だろう。今後、レビューも行いたい。
プレス発表文(英語)はこちら