FilmpowerがBluetoothでコントロールするフォローフォーカス、 Nebula Focusを発表した。大型ビデオカメラ用の新しい5軸ジンバルも同時に発表されている。
以前当サイトでNebula Slantのリリースについてお知らせした。これは、様々な構造上のイノベーションが盛り込まれた片手用のジンバルで、これまで慣れ親しんだものとは多少違っていた。今回の発表では、Filmpowerはワイヤレスフォローフォーカスユニットに焦点を当てている。いよいよNebula Focus の出荷が始まる。
Nebula Focusとは
Nebula Focusの主な特徴の1つは、180gと非常に軽量なこと。重量が最小限に抑えられれば、スタビライザーのバランスをとる場合簡単に補正することができる。
さらに、 Nebula Focusのドライブユニットは、DSLRやミラーレスカメラのホットシューにマウントするように設計されているため、ジンバルユーザーにとっては重量のほとんどをカメラの中央に置くことができるのもメリットだ。もちろん、従来のような取り付け方法もサポートされている。
リモートコントローラーはBluetooth経由でドライブを制御する。これにより、最大約10メートルの距離からコントロールできる。小規模な映像撮影には十分な操作距離だが、長いジブや他のリモートカメラアプリケーションを含むより大きな設定でも、使用できるだろう。
リモコンはバッテリーと接続インジケーター付きの小型OLED画面を備えており、フォーカスポイントを記憶できるため、繰り返し同じフォーカシングをすることができる。ただ、Filmpowerはフォーカス制御用に、伝統的なホイールの代わりに、小さなサムホイールを選択している。連続した動きではなく、ホイールのターンが発生する場合、滑らかさが損なわれるのではないだろうか。 Filmpowerによると、フォーカスを制御できるアプリも開発中とのこと。おそらくそれは別のインターフェースを採用すると思われる。
興味深いのは、ドライブユニットは、超音波で最大5メートルの距離を測定し、リモートコントローラーからどのくらい離れているかを表示することができること。 Filmpowerは、この機能を使用して将来的にマニュアルレンズでオートフォーカスすることができると述べている。
Nebula Focusは現在出荷されており、価格は650ドルだ。
Nebula 4300 5軸ジンバル
Filmpowerは、Nevula Focusに加えて、Nebula 4200 5軸ジンバルの後継となる Nebula 4300もリリースした。これらのスプリング式ハンドルは、歩行中に起こる上下の揺れを軽減することができる。
Nebula 4300は、Nebula 4200から以下のように多くの改良点を搭載している。
- バッテリー寿命の向上(8時間)
- 耐荷重の増加(最大3.2kg)
- 機能の追加:両面使用、タイムラプス機能、自動顔追跡
- 360°回転する隠しケーブル付きの防滴処理済みカプセルハンドル
Nebula 4300は以前のバージョンと同様999ドル、片手バージョンのLiteは799ドル。
大型カメラ用Nebula 5300 5軸ジンバルも
Filmpowerは、ソニーFS5や、キヤノンC300 Mark II、パナソニックDVX200などの大型ビデオカメラ用に設計された、Nebula 5300も用意している。モデル名からすると、更に高機能のものと推測されるが、現時点では詳細は不明。今後、情報が入り次第お知らせしたい。
詳細については、filmpower.usを参照されたい。