キヤノンEFレンズを、Lマウントカメラで使用できるようにする、Fotodiox EF-Lマウントプロフュージョンアダプターが発売された。EFレンズを所有するユーザーはLマウントカメラでも所有のレンズを使うことができる。
パナソニックのSシリーズが発売され、Lマウントも普及しつつある。 DC-S1とDC-S1Hは、映像クリエーターに人気のカメラだ。
しかし、Lマウントカメラで使えるLマウントレンズは、多くの選択肢があるわけではない。そこで広く普及しているEFレンズをLマウントカメラで使用できるアダプターが有用になる。LマウントレンズがEFマウントのレンズのようになるまで、まだまだ長い時間が必要だろう。
これは、望遠レンズに関しては特に顕著だ。例えば、ネイティブのLマウント望遠レンズでは、280mmが現在手に入る最大焦点距離。野生動物やスポーツのフォトグラファーにとって、これは明らかに問題となる。また、Lマウントには、チルトシフトとマクロレンズの選択肢がない。
これまで、EF-Lマウントアダプターは、シグマのMC-21が発売されている。これは優れたアダプターだが、シグマのレンズに特化して設計されている。
FotodioxのEF-Lマウント プロフュージョンアダプター
Fotodioxプロフュージョンアダプターの価格は179.95ドルで、シグマのMC-21よりも安価。またFotodioxはオートフォーカス、絞り制御、レンズの手振れ補正機能などのすべての電子機能が使用できるとしている。
ただし連続オートフォーカスも可能かどうかの情報は無い。これは、ビデオ撮影には重要な機能だ。
Fotodioxによると、EF-LマウントPro Fusionアダプターは金属メッキ構造で、真ちゅう製のマウントが付いているため、遊びのないフィットを実現できる。また無限遠のフォーカスも可能。さらに、すべてのレンズデータがカメラに伝送される。
アダプターには「ファンクション」ボタンがあり、これを押すと電子通信がオフになる。これにより、マニュアルレンズが手軽に使える。
このアダプターを使用すると、EFレンズが使用できるが、すべてのEFレンズが同様に機能するわけではない。特に古いレンズでは、フォーカスモーターによってかなり異なる場合がある。
したがって、アダプターは非常に便利な解決策だが、最高のパフォーマンスを得るためにはレンズを選択する必要がある。Fotodioxは以下のビデオを制作している。
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