先日Frame.ioのレビュー記事をリリースしたが、そのFrame.ioがPDFサポートをはじめ多くの機能を追加するアップデートを発表した。
70万人以上のユーザーが利用しているFrame.ioには、ビデオのプロジェクト管理とコラボレーションに関してほとんど競合相手がいない。最近では、Final Cut Pro XのようなNLEとの統合も図り、業界でのリードをさらに確固たるものにしている。今回の新機能追加により、またその地位を固めつつある。
PDF文書の共有をサポート
今回のアップデートでPDFがサポートされた。PDFの文書に対し、他のメディアと同様に、マークアップ、共有、およびコメントを付加することができるようになり、共同作業が可能になった。コメントはページベースでつ付けることができる。
コメントに@-mentionsを付加すると、Slackなどの他のアプリケーションで使用されているのと同様に、言及したユーザーにその旨の通知が届く。必要に応じて他のユーザーにも通知できる。コメントの機密性が高い場合や非公開の場合は、レビューができるスタッフ全員ではなく、自分のチームだけに表示を制限することもできる。
ログイン不要のレビューページ、ショートリンク、および強化されたバージョン管理
レビューリンクに関しては、共同編集者がログインする必要がなくなった。そのためアカウントを作成する必要性もない。これによりコラボレーションの障壁が取り除かれ、例えばエグゼクティブからの承認も迅速に行われるようになる。レビューページ自体も改善され、プロセスをさらに合理化し、コメントを残しやすくしている。
バージョン管理も見直され、バージョンを好きな順番にドラッグしてバージョンスタックを並べ替えたり、不要になったバージョンを削除したりできるようになった。
アーカイブ保管とリールプレーヤー
プロジェクトをアーカイブすることができるようになった。アーカイブすると、高解像度のアセットすべてが99.9%のデータ保持率で長期保存され、プロキシはそのまま残り、すぐにアクセスできるようになった。ただし、アーカイブからプロジェクトを取得する際には、高解像度のアセットに再びアクセスするために3〜5時間待つ必要がある。
また新しいプレゼンテーションフォーマットが追加され、プレゼンテーションにまとめられたショットから自動再生リールを簡単に作成できるようになった。実際に編集する前に、クライアントやチームに映像の一般的なルックアンドフィールを提供するのに役立つ。
iPhoneアプリとアカウントの切り替えを更新
iOSアプリケーションが全面的に見直された。新しいインターフェースは、より見やすく高速になり、ブラウザのバージョンの機能を小さな画面にシームレスに転送するようになっている。
サイドバーの直感的なアカウントスイッチャーで、チームの一員であるユーザーは、あるコンテキストから別のコンテキストに切り替えることもできる。