ドローンのメーカーでもあるFreeflySystemsは、プロ向けのドローンの主力製品であるALTAラインを補完する新しいドローンプラットフォームAstroを発表した。
Freefly Systemsは、Mōviジンバルでよく知られているが、同社はプロのドローンをMōvi以前から作っている。実際のところ、ジンバルはドローン開発の副産物のようなものだった。ドローン本体から切り離して、カメラマウントを再設計したのがジンバルだ。
Freeflyのドローンは、ハイエンドのプロ仕様で、より大規模な制作や地図製作、検査、捜索、救助といった産業用途にも対応している。またFreeflyは一般消費者向け製品にも挑戦してきた。
Astroドローンプラットフォーム
Astroは、堅牢なミッドレンジの商用クワッドコプタードローンプラットフォームだ。これは主に、建物や構造物の検査、ファーストレスポンダーアプリケーション(消防用の赤外線イメージングなど)、測量など、映画制作以外の産業用途を対象としている。
ただし、60メガピクセルのソニーα7R IVをドローンに搭載するのは、独立系の映画制作だけでなく、映画のアプリケーションにとっても興味深いものだ。 Astro用に開発されたジンバルはクイックリリースを備えているため、ペイロードを簡単に変更することができる。
Astroは、LTEクラウド接続、Linuxベースのオンボードコンピューター、およびRTK(Real-Time Kinematic —ドローンのセンチメートル精度のGNSS測位)を備えており、Auterion Air、Ground、CloudSDKを介した統合が可能だ。
Freeflyは、ケースからフライトまでのセットアップ時間は2分未満と述べている。ドローン本体は折りたためるため、大きめのバックパックに収まる。
飛行時間は、もちろん荷重、周囲温度、その他の要因によるが、約30分とされている。
価格と発売時期
機体のみの基本価格は7,995ドル。ベースキット($ 9,995)には、バッテリー1組、ハードケース、充電器、リモコンが含まれている。 14,995ドルで、ベースキットとα7RIVカメラをともに入手できる。
将来、カメラメーカーが制御プロトコルを公開すれば、映像撮影により適したサポートが提供される可能性がある。
先日Freeflyからリリースされた新しい「Wave」35mm高速度カメラは、今年の第4四半期に出荷され、Astroに対応している。
ドローンは現在予約可能。Astroの出荷が開始されると、オーダー順に発送される。
Astroの詳細はFreeflySystemのウェブサイトで確認できる。
なお、国や場所によっては、ドローンの飛行が制限されている場合があるので、使用には十分注意が必要だ。
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