富士フイルムは、Duvoシリーズ初のポータブルPLマウントズームレンズ「フジノンDuvo HZK24-300mm」の予約受付を開始し、2024年3月末に出荷を開始すると発表した。また、価格も発表され、31,999ドルに設定されている。
富士フイルムフジノンDuvo HZK24-300mmは2023年9月に発表された。このPLマウントレンズは、2022年10月に発売された巨大なHZK 25-1000mm F2.8-5.0PLマウントシネマボックスレンズに続く、Duvo初の「ポータブル」ズームレンズだ。
IBC 2023の期間中、フジノンへのインタビューでDuvo HZK24-300mmだけでなく、より小型で未発売のHZK14-100mmについて話す機会があった。
富士フイルムフジノンDuvo HZK24-300mmの主な特徴
Duvo HZK24-300mmのスペックについてはすでに以前の記事で紹介したが、ここでは主なスペックを紹介する:
- 内蔵の1.5倍エクスパンダーにより、Super35とフルサイズの両方のイメージセンサーをカバーする。Super35イメージセンサーを搭載したカメラを使用する場合、レンズは36-450mmズームレンズになる。
- Duvo HZK24-300mmの開放F値はT2.9と一定している。
- PLマウントを採用し、ZEISS eXtended Dataシステムに対応している。このシステムにより、ポストプロダクション用にレンズのメタデータ(FIZポジション)を記録することができる。
- 重量は2.9kg、長さは26.9cm。
- Duvo HZK24-300mmのフロント径は114mmで、マットボックスの業界標準である。また、フォーカスリング、アイリスリング、ズームリングには0.8ピッチギアが採用されており、FIZシステムで使用することができる。
- 最短撮影距離は88cm。
このレンズは日常的に使うレンズにはならないだろうが、野生動物やドキュメンタリー、イベント撮影をする人にとっては非常に価値のあるレンズだ。
価格と発売時期
富士フイルムフジノンDuvo HZK24-300mmは31,999ドルで予約受付中で、今月末までに出荷が開始される。明らかに、このレンズはオーナー経営者よりもレンタルハウスをターゲットにしている。
詳細については、こちらの富士フイルムのウェブサイトをご覧ください。