富士フイルムX-T2 vs X-H1 – 120fpsスローモーション比較
追加情報:5月8日に公開されたファームウエアVer.4.00は、問題が見つかったため、現在公開を中止している。詳しくは下のリンクを参照。http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/finepix/xt2firmware/download001.html
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X-T2のファームウェアアップデートで、高速度撮影が可能になった。フルHDで毎秒120フレームで記録する事ができる。
X-T2ファームウエア4.00
X-T2 Firmware Ver 4.00は、F-log録画機能(テスト記事はこちら)、フルHD で120fps記録、さらにはオートフォーカス機能の改善が追加されており、無料でダウンロードできる。このアップデートにより、X-T2は、フラグシップモデルのX-H1の持つ機能に一部追いついたと言える。
その機能のひとつは、高フレームレート記録だ。どちらのカメラも高速記録による美しいスローモーション機能を持ったわけだが、今回はこの機能を同一条件でチェックしてみることにした。
バッテリー持続時間とAF機能はほぼ同じだが、F-Logは多少異なる
その前に、この2台のカメラを比べてみると、バッテリー寿命とオートフォーカス機能はほぼ同じであることが分かった。いや、AFに関しては、X-T2のほうが僅かに優れている。このファームウエアのアップデートにより、X-T2のAFは確実に改善されている。X-H1も同等のレベルまでアップデートされることを望む。一方、F-logの内部記録特性は多少違っているのは予想外だった。X-H1は暖色になる傾向がある。同じプロジェクトで両方のカメラを使用すると、グレーディングに余計な時間がかかる可能性がある。
ハイフレームレート記録の比較
X-T2とX-H1ではセンサーとプロセッサーは同じで、記録データレートも同じだが、X-H1はスローモーション撮影時によりクリーンな画像となる。確かに、画像に望ましくない効果が残っているが、近くで見ると、X-H1のほうが優れている。
是非映像を見比べていただきたい。
両方のカメラはF-logに設定され、同じレンズ、可変NDフィルターを装着し、絞りやWBも同一条件にしている。ただし、シャッタースピードは、X-T2は24oではなく250としている。 Adobe Premiere最新版で編集し、FilmConvert(X-T2 F-logプリセット)でグレーディングを行った。
Music supplied by Art-List: Sound track for the above video, Everybody Get Up by Gran Torino