富士フイルムはX-T3とX-H1用の新しいファームウェアアップデートをリリースした。これらは無償でダウンロードできる。ただしX-T3で対応予定だった 4GB以上のファイルを1つのファイルとして記録する機能は、今回のアップデートには含まれていない。 同社は2019年1月にもファームウェアのアップデートを予定しており、ここで対応する予定だ。
InterBEE 2018でV2.0ファームウェアの新機能について同社にインタビューしているので、こちらも参考にしていただきたい。
X-T3ファームウエアアップデートの内容
- 内部記録のプロファイルと異なるプロファイルのビデオ出力が可能になった。例えばF-LOGで内部記録し、同時にFilm Simulationを外部モニターに表示できる。ただし、ハードウェアの制限のため、4K/60pでは選択できない。
- 4K HDR記録に対応。ハイブリッドログガンマ(HLG)で4K HDRビデオ記録ができるようになった。
- EVF / LCDに色温度(ケルビン)を表示可能
- DCI4K / 4K 29.97P / 25P / 24P / 23.98Pで撮影時、フレームレート以下のシャッタースピードを選択可能
- H.264選択時、400Mbpsの最大ビットレートでALL-Intra記録を選択可能。
- ACアダプターAC-9VSや、推奨アクセサリーのAnker製モバイルバッテリーAnker PowerCore+ 26800 PDや、Anker PowerCore Speed 20000 PD使用時、給電中のアイコンがEVF/LCDに表示される
富士フイルムによると、ファームウェアVer.2.00に追加予定の4GBの動画ファイルを1つのファイルとして記録する機能は、2019年1月に新なァームウェアでリリースされる予定。
Ver. 2.00ファームウェアは無料でこちらからダウンロード可能。
X-H1ファームウエアアップデートの内容
X-H1も新しいファームウェアのアップデートが提供されている。主な改善点は次のとおり。
- ボディ内手振れ補正とレンズ内手振れ補正機能両方が同時に動作できるようになった。 (レンズのファームウェアも更新する必要がある。)
- 4GB以上の動画を1つのファイルとして記録できるようになった。(32GBを以上のSDメモリカード使用時
Ver.2.00ファームウェアは、こちらから無料でダウンロードできる。
GFX50Sファームウエアアップデート
GFX 50Sもアップデートが用意されている。新しいファームウェアは35mmフォーマットモードを追加しており、GFおよびHマウントアダプター使用時に可能。このモードでは、大型の43.8 x 32.9mmセンサーを36mm x 24mmにクロップし30.5メガピクセルの画像を撮影する。
Ver.3.30ファームウェアは、無料でこちらからダウンロードできる。
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