富士フイルムは、同社のミラーレスカメラX-T3用の新しいファームウエアVer.2.1をリリースした。4GB超えのビデオファイルを一つのファイルとして記録することを可能にする。ファームウェアアップデートは無料で、現在入手可能。
富士フイルムX-T3は映像クリエーターにとって、人気のミラーレスカメラの1つだ。cinema5Dでも2018年9月にこのカメラをテストしている。(レビューはこちら)
cinema5D はX-T3を2018年の最優秀カメラに選んでいる。しかし、問題点も残っており、同社はファームウエアのアップデートで徐々にこれらの問題を解決している。2018年12月にもファームウエアのアップデートをおこなっている。(Ver.2.0の記事はこちら)
当初ファームウエア2.0に「4GB超えのファイルサイズ制限の修正」を含めることを計画していたが、後に遅れることを表明していた。今回のVer.2.1でこれが修正される。
ファームウエアVer.2.1の説明には次のように記載されている。
従来はファイルサイズが4GBを超える動画ファイルは分割して記録されておりましたが、32GBよりも大きいSDメモリーカード(32GBを含まず)をお使い頂くと、ファイルサイズが4GBを超える場合でも1つの動画ファイルとして記録されます。 32GB以下のSDメモリーカード(32GBを含む)をお使い頂くと、ファイルサイズが4GBを超える場合でも一時中断することなく動画撮影が可能ですが、動画ファイルは分割して記録されます。
即ち今回の「4GBファイルサイズ制限の修正」はSDXCカードにのみ適用される。 SDおよびSDHCカードでは、4GBの制限は依然として存在する。なお 4GBを超えるファイルをコピーする場合、富士フイルムはカードリーダーを使用することを勧めている。
Ver.2.1ファームウエアは、こちらから無料でダウンロードできる。