富士フイルムは、Xマウントの新しいレンズ、XF 50mm F / 1.0 R WRを発表した。このレンズは、同社がこれまで発売した中で最も明るいレンズだ。また、オートフォーカス機能付きミラーレスカメラ用としても初のF / 1.0レンズとなる。
主な特徴
このプライムレンズは、すべてのAPS-CフォーマットのXマウントミラーレスカメラ対応する。 APS-C 50mmは35mm換算で76mmに相当し、非常に浅い被写界深度が得られる。ポートレートを開放近くで撮影する場合は、目にフォーカシングする必要がある。
このためXF 50mm F / 1.0 R WRは、オートフォーカス機能を備えている。なおキヤノンの50mm F / 1.0L USMなどではすでにオートフォーカスが搭載されている。
XF 50mm F / 1.0 R WRは、XT-4やX-H1などの富士フイルムのXシリーズカメラの顔/瞳AF機能を利用できる。なお、マニュアルフォーカスリングは120度の回転角度を持っているので、微妙なフォーカスコントロールも可能だ。
耐候性もあり、シーリングは過酷な撮影条件下でも、ほこりや湿気がレンズに入るのを防ぐ。なおフィルター径は77mm。
レンズ構成
重量は845gで、長さはわずか103.5mm。
レンズ構成は、1枚の非球面レンズと2枚のEDレンズを含む9群12枚構成。 Super EBCコーティングがすべてのレンズに施されており、フレアとゴーストを低減する。絞り羽根は9枚で、美しいボケを提供する。
価格と発売時期
XF 50mm F / 1.0 R WRは2020年9月24日に発売予定。希望小売価格は200,000円(税別)となっている。