富士フイルムX-T4の出荷が始まった。 X-T4は2020年2月に正式に発表され、好評のX-T3の後継機として注目されている。X-T4の記事はこちら。
筆者はX-T3を所有していたが、ビデオ機能にはいくつかの弱点もあった。IBIS(ボディ内手振れ補正機能)がないこと、フリップスクリーンがないこと、バッテリーの容量が十分でないことなどが挙げられる。特にフリップスクリーンやIBISの追加は多くのユーザーにとって歓迎されるだろう。
X-T4の新機能
X-T3の優れた機能は全て継承されている。26.1メガピクセルの「X-Trans」センサーと「X-Processor 4」もX-T3から継続された。ただし、アルゴリズムはX-T4で書き直されている。以下は主な改善点。
- 5軸IBIS(ボディ内手振れ補正)
- 大容量の新しいバッテリー
- 持ちやすさの改善(ハンドグリップが厚い)
- フリップスクリーン
- FHDで最大240 fpsのスローモーション、オートフォーカス(x1.29クロップ)
- デュアルスロット
- 「動画」モードと「写真」モードで独立したメニューシステム
- F-LogのビューアシストがBT.709標準に準拠
- 記録中にS.S.ボタンを押すと、ズームインしてマニュアルフォーカスモードフォーカスできる
X-T4の改善された機能に関しては、レビュー記事を確認いただきたい。:ハンズオンレビュー、ミニドキュメンタリー「Arisa」、SIRUI 50mmアナモルフィックレンズと組み合わせたテスト。
X-T4のIBISは、ゼロから開発されたもので、X-H1のそれと比較して、約30%小さく、20%軽量になっている。
X-T3は非常に優れたカメラだが、X-T4ではビデオ機能がさらに強化されている。特にIBISは、手持ち撮影のクオリティに貢献する。また大きくなったバッテリー容量も歓迎される。
価格と発売時期
X-T4は、ブラックとシルバーのカラーバリエーションが選択できる。価格はオープンだが、実勢価格はどちらのモデルもボディのみで20万円強程度。なお、X-T3も継続販売されており、価格は15万円強で販売されている。
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