ARRI Mini LFに見るようにカメラのセンサーサイズが大型化するにつれ、レンズメーカーもラージセンサーカメラをカバーするシネレンズの開発が進んでいる。富士フイルムとフジノンは 28-100mm T2.9と80-250mm T2.9-3.5を新しいPremista(プレミスタ)ブランドで発表した。詳細は以下の通り。
Premista 28-100mm(写真下)はズーム範囲全域でT2.9の一定T値を保つが、80-250mmは約200mmまでT2.9を保つが、その後ゆっくりとT3.5まで移行する。確かに一定のT値が好ましいが、80-250mmと広いズーム範囲のほうが有用だ。過去のフジノンズームと同様、両方のレンズはPLマウントがサポートされる。これまでDuclos Lensesのような会社がフジノンのPLズームをEFマウントに変換しているが、これらのレンズも同様に扱われる可能性がある。
フジノンは、これらのレンズはケラレのない最大46.3mmのイメージサークル(対角)をサポートするとしている。これは、ARRI Alexa 65(54.12 mm x 25.58)を除いて、RED Monstroなどの現在のすべてのラージサイズイメージセンサーカメラをカバーする数値だ。
仕様
価格と発売時期
80-250mm T2.9-3.5は夏頃、Premista 28-100mm T2.9は2019年末までに出荷される予定。価格は現在それぞれ38,800ドルと39,800ドルとされている。これらのレンズはNABで展示される予定だ。