富士フイルムは、新しいミラーレスAPS-CカメラX-H2Sの発売と同時に、2本の新しいズームレンズ、XF18-120mm F4 LM PZ WRとXF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRを発表した。
FUJIFILM X-Mountに2本の新しいズームレンズが登場した。1つは巨大な白いズームレンズ、もう1つはとても興味深いズームレンズで、素晴らしい長いリーチといくつかのトリックがある。
XF150-600(フルサイズ換算229mm~914mm)は、野生動物やスポーツを撮影するのに便利な望遠ズームレンズだが、もう1つのレンズが私たちの目を引いている。フジノンXF18-120mm F4 LM PZ WRは、ワイド端18mmからテレ端120mm(フルサイズ換算27mm~183mm)までの広い範囲をカバーするレンズで、フジノンXF18-120mm F4 LM PZ WRは、ワイド端18mmからテレ端120mm(フルサイズ換算27mm~183mm)までの広い範囲をカバーする。
XF18-120mm F4
このレンズは、ズーム/フォーカス専用のレバーがあり、撮影中にスムーズに焦点距離を変える(いわゆるズーミング)ことができる、非常にユニークなレンズだ。注:「フォーカス」モードを使用する場合、このレバーは今のところ新しいX-H2Sでのみ機能する。X-T4(レビューはこちら)のような他のモデルは、同様にこれをサポートするためにファームウェアの更新が必要となる。
富士フイルムによると、このレンズは、特に新しいFUJIFILM X-H2Sと組み合わせた場合、いわゆる高速フォーカス駆動機構により、非常に速いAF追従速度を実現する。
FUJIFILM North America Corporationの電子映像・光学デバイス部門担当副社長のVictor Ha氏は、次のように述べている。
このレンズは、フジノン光学とFUJIFILM Xシリーズのエンジニアとの最初のコラボレーションであり、動画制作のプロや愛好家にとって真のハイブリッドソリューションとなるものです。フジノン独自の放送用技術を取り入れることで、シネマと放送用の両方の機能を持ち、スムーズなズーム、フォーカス、アイリスの機能を持つレンズが完成しました。
広角から望遠まで全焦点域で開放値F4が一定となる。また、ズーム中にピントがずれないパーフォーカルを謳う。
前述のロッカーに加え、通常のズームリングとフォーカスリング、カスタムFnボタン、可変ズーム/フォーカスコントロールリングを装備している。このリングにより、ズームやフォーカスを可変速でコントロールすることができる。
XF18-120mm F4の特徴
非球面レンズ3枚、超低分散(ED)レンズ3枚を含む12群15枚のレンズで構成され、球面収差、歪曲収差、色収差を効果的に抑えている。XF18-120mmF4は、フォーカスブリージングを最小限に抑えることができる。
レンズ全体の重量は460g強で、全長は約123.5mm。フィルター径は標準的な72mmとなっている。
鏡筒には防塵・防滴のためのウェザーシールを施し、-10℃までの温度環境にも対応する。
XF150-600mm F5.6-8
このレンズは、超低分散(ED)レンズ3枚、スーパーEDレンズ4枚を含む17群24枚のレンズで構成されている。
このレンズもフジノン開発のため、放送用レンズでよく使われるHT-EBCコーティングを全レンズに施し、24枚構成ながら高透過率・低反射率を実現している。
さらに、テレコンバーター「FUJIFILM XF2X TC WR」(300mm~1200mm)、「XF1.4X TC WR」(210mm~900mm)も用意されている。
レンズフード、レンズキャップ、三脚カラーを除いた重量は1605gと、これだけ大きな白レンズとしてはかなり軽量な部類に入る。
また、高精度なセンサーと制御システムにより、最大5段分の光学式手ブレ補正を実現している。
価格と発売時期
これらの新しいレンズは、どちらも現在予約受付中。 XF18-120mm F4 LM PZ WRは2022年9月に出荷開始予定で価格は899ドル、XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRは7月に発売予定で価格は1,999ドルとなっている。
Link: 富士フイルム