カリフォルニアに拠点を置く水中ハウジングメーカーGatesは、ARRIのフラッグシップスーパー35mmカメラ、ALEXA 35に対応した新モデルを発表した。カメラの主要な設定はそのままに、水深76mまで潜水することができる。
昨年5月に発表されたARRI ALEXA 35は、ラボテストにおいて、かつてない15.1ストップ(SNR2)のダイナミックレンジを記録し、新たなベンチマークを打ち立てた。新開発のALEV 4 4.6K Super 35イメージセンサーを搭載し、頑丈なボディはあらゆる環境に対応できる。
しかし、水中撮影では、やはり専用の水中ハウジングが必要だ。ここでは、ALEXA35に対応したソリューションを紹介している。
Gates ARRI ALEXA 35用水中ハウジング
GatesのALEXA 35用水中ハウジングは、水深76mまで潜ることができ、球面レンズやアナモフィックレンズなど、ほぼすべてのLPL、PL、EFマウントレンズと組み合わせて使用することができる。また、専用コンバージョンキットにより、ALEXA Mini、Mini LFとの後方互換性がある。
ハウジング前面にはARコートガラスドーム(8/10/12インチサイズから選択可能)またはフラットポート(8または10インチ)がある。同社は、これらのソリューションのいずれもケラレを生じさせないと述べている。
ハウジングに搭載された12個のユーザーアサイン可能なボタンは、カメラの機能を起動することができる。また、機械式FIZギアドライブと2つのアジャスタブルグリップにより、ダイバーはALEXA 35を完全に操作することができる。また、テザー接続とARRI Camera Companion Appを使用して、水面からカメラをコントロールすることも可能だ。
付属の外部モニターハウジングは、モニターを保護する。対応モニターのリストはこちら。また、浮上する際、オペレーターは素早くハウジングの背面を開けて、新しいBマウントバッテリーを取り付けたり、メディアを交換したりすることが可能。
筐体はアルミ削り出し、金具類はステンレス製で、実測で11.5kg。もちろん、水中ではトリムウエイトで浮力を調整することで、より軽く感じられる。
価格と発売時期
ALEXA35用水中ハウジングは、ペリカンのトラベルケースに収納されている。
詳しくは、こちらの同社のホームページをご覧ください。