GNARBOX 2.0がアップデート - パソコンなしにクラウドにバックアップできるSSD
GNARBOXは同社のSSDユニットGNARBOX のソフトウエアを2.6.0にアップデートし、Frame.ioとの統合ができるようになった。現場で撮影した映像ファイルを、ラップトップなしでクラウドにアップロードできる。 cinema5Dバーチャルショーでは、GNARBOXのCEO、Tim Feess氏に話を伺った。
GNARBOX 2.0の機能
GNARBOX 2.0 SSDは2019年10月に発売された。これはフィールで、撮影した映像ファイルをバックアップするためのSSDユニットだ。 256GB、512GB、1TBの3種類が用意されており、パソコンなしで、記録メディアからバックアップできる。
以下はGNARBOX 2.0の主な機能。
- バッテリー持続時間は3〜6時間。バッテリーは交換可能。
- 2つのUSB-Cポート、ミニHDMIポート、およびSDカードリーダーを搭載。 USB-Cアダプター、ドングル、およびカードリーダーを使用して、SD UHS-IIカード、XQDカード、CFast 2.0、およびCFカードから取り込むことができる。
- メモリカードからバックアップ時、MD5チェックサム、スマートバックアップなどを実行する。
- GNARBOX 2.0は、防塵性と最大1mの耐衝撃性を備え、ケースはMIL-SPEC定格の堅牢性を備えている。
- 内部には、Intelクアッドコア2.4 GHz CPU、およびIntel HD Graphicsチップセットと4GB RAMが搭載されている。
- GNARBOX 2.0を802.11 ac WiFi経由でスマートフォン/タブレットに接続可能。 GNARBOXによると、最高速度は867mbps。
- コンパクトで軽量、重量は375gで、サイズは約15.2x 7.6x 3cm。
- GNARBOX 2.0は、H.264、H.265、ProRes、MXF、およびMTSをサポート。静止画は、RAW、TIFF、JPG、PNG形式をサポートしている。また、内部で直接ビデオプロキシを作成することもできる。
GNARBOX 2.0 SSDは、NexttoDIやLaCie BOSSなどの他のフィールドバックアップソリューションに対する強力な競合製品だ。更にGNARBOXは、次のレベルに引き上げる新しいGNARBOX 2.0ソフトウェアアップデート2.6.0を導入した。
GNARBOX 2.0 Software Update 2.6.0
GNARBOX 2.0ソフトウェアアップデート2.6.0は、次のような新機能を提供する。
- MD5よりも高速なxxHash64チェックサム検証ン。
- USB-Cによる転送速度の向上により、バックアップパフォーマンスが最大5倍に向上。
- 新しいクラウドアップロードマネージャーエクスペリエンス(SafeKeepアプリ)でDropboxやFrame.ioにファイルを送信できる。
- 写真のピンチとズームのスケーリング。
- MHLは、アセットマネジメントのバックアップ設定にログインできる。
GNARBOX 2.0はLightroom CC、Affinity Photo、Lumafusion、iOSファイルと統合されている。この新しいGNARBOX 2.0ソフトウェアアップデート2.6.0では、手動でFrame.ioにアップロードする必要がなくなる。
価格と発売時期
GNARBOX 2.0ソフトウェアアップデート2.6.0は、6月中旬にiOS App StoreおよびAndroid Google Play Storeから無料で入手できる。また、ファームウェアは、無線でGNARBOX 2.0 SSDにインストールできる。
GNARBOX 2.0は、必要に応じて¥81,818(256GB)、¥97,010(512GB)、および¥144,500(1TB)で発売済み。
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