GoProは、GoPro Labs向けのファームウェアアップデートをリリースした。これは、GoPro HERO9 Black、 Hero8 Black、 Hero7 Black、GoProMAXに対し、上級ユーザー向けの機能を提供するアップデートだ。
GoProアクションカムは通常、簡単に使える。しかし簡単すぎるゆえに、上級ユーザーには物足りない場合がある。これらのプロユーザーのために、GoProは一部のモデルで高度な機能を有効にする特別なGoPro Labsファームウェア(記事はこちら)を用意している。これらの機能は多少実験的な側面もあるが、特定のユースケースでは非常に役立つ場合がある。今回、さらに多くの機能を備えたアップデートがリリースされた。
GoPro Labsの新しいファームウェアアップデート
このアップデートにより、以下のような機能が追加される。(プレスリリースから)
- カメラモーショントリガー:カメラの加速度計やジャイロスコープを活用して、カメラが動いているときにのみRec On/Offし、ストレージとバッテリーを節約する。
- USB電源トリガー:USB電源が検出されたときにRec On/OffするようにGoProを設定し、ダッシュカムとして機能するなどのUSBトリガー機能を有効にする。
- モーション検出の機能強化:MAXでの360°モーション検出を含むすべてのビデオモードでモーション検出がサポートされるようになり、感度範囲が改善される。
- 簡略化されたライブストリーミングQRコード:指定されたWi-Fiネットワークに接続してから数秒以内にGoProがライブストリーミングを開始するようにプログラムできる。
- シングル設定/ 1ボタンモード: Rec On/Offのみを行うことができるワンボタンモードで、誤ってカメラモードを変更することがなくなる。
- 新しい露出モード:定時間露出ロックと最短シャッター速度設定が可能になる。
- 新しいQRコードコントロール:HERO9Blackの5KおよびHindSight記録でサポートされるQRコードコントロール。
多くの機能は、カメラが認識する特別なQRコードにカメラを向けることによってトリガーされる。
ファームウェアのインストール
対象の機種を所有している場合は、GoPro Webサイトにアクセスし、各モデルに対応したLabsファームウェアをダウンロードする。これらのファームウェアバージョンはテスト機能として動作するが、今後公式ファームウェアになる可能性もある。たとえば、QRコード駆動を含む一部のモーション検出、ウェイクアップタイマー、お気に入りの設定の保存、カメラのパーソナライズなどの機能は、2020年秋に発売されたHERO9Blackの公式機能になっている。
このGoProLabsファームウェアにより、公式ファームウェアバージョンでのすべての機能に加え、上記の機能が利用できるようになる。
Link: GoPro Labs Website