中国のメーカーGreat Joyは新レンズを近日発売する。これは同社がこれまでに開発した3本目のアナモフィックレンズとなる。今回は35mm T2.9 1.8xアナモフィックレンズで、他の2本はそれぞれ50mm(T2.9 1.8x、記事はこちら)、60mm(T2.9 1.33x、記事はこちら)をカバーしている。
50mmと60mmの焦点距離は非常に便利だが、広角は不可欠だ。そしてGreat Joyの場合、発表されたばかりの35mm T2.9 1.8xアナモフィックは、シネマには適したレンズかもしれない。
アナモフィックやそのワークフローをについては、ティト・フェラダンズ氏のインタビューをぜひご覧いただきたい。彼はまた、あなたが興味を持っている場合、MZed.comで「アナモフィッククックブック」というコースを持っている。
Great Joy 35mm T2.9 1.8x anamorphic
Great Joyによると、この新しいレンズは今年9月末に発売される予定。まだフルスペックシートは出ていないが、重要なスペックのいくつかはアナウンスされている。
- イメージサークル 33x24mm 4:3フルサイズ撮影用
- EF / PL / E / L / RF /MFTマウントが使用可能
- 一定のスクイーズ比
- 1190g 超軽量
- 246°のフォーカスローテーション
- 1/4″スクリューによるサポート力
- センチメートルとインチの両方のマーキング
- 0.7mの最短撮影距離
- レンズブリージングをほとんど感じさせない
未確認だが、すでに発売されている50mm T2.9 1.8xのスクイズファクターが多少変動するのに対し、このレンズは最短撮影距離から無限遠まで1.8xと一定のスクイズファクターを持っているようだ。
イメージサークルは32×24mm、絞りは11枚羽根で、絞りリングの回転は99°(フォーカスリングは246°)。レンズは14群18枚で、前面のフィルターネジは82mmの標準フィルターに適している(前面外径:85mm)。
本レンズは、PL / EF / E / MFT / L / RFの幅広いマウントオプションを提供する予定。レンズの設計上(50mmと同様)、今度の35mmレンズは、ガラスレンズを内蔵したアダプターや、NDフィルターを内蔵した一部のカメラには対応しない。
レンズの長さは、使用するマウントによって決まる。PL版が最も短く127mm、次いでEF版(135mm)。その他は約160mmとなっている。
価格
同社は50mm T2.9 1.8xアナモフィックレンズの価格を設定していないが、50mmバージョンと同程度(1,500ドル)になると思われる。
Link: Great Joy website