よしみカメラがGripGearのコンパクトドリーをCP+で展示
GripGearは非常にコンパクトで手頃な価格の電動スライダーで1kgまでのカメラを搭載できる。CP+2019で、このスライダーについてよしみカメラの一木尚敏氏に話を聞いた。よしみカメラはGripGearの日本での販売を開始する。
GripGear電動スライダーは、約半年前に出荷が始まった。このスライダーは非常にコンパクトで、携帯性にも優れており、移動して撮影する映像クリエーターに好評だ。もちろん小型軽量ということは、耐荷重が少ないということにもなる。従って、水平位置で最大1kg、垂直位置で最大750gの耐荷重となっており、主に小型のカメラ専用だ。垂直や傾斜のある設置でも使用できる。
GripGearはモジュール設計を採用しており、必要に応じて追加のトラックで希望の長さに延長できる。基本構成では2本のトラックが付属しており、追加のトラックは別に購入することができる。補強ジョイントにより、サポートなしで1.5m以上延長できる。
GripGearの心臓部は電動ユニットだ。 4mm / sから100mm / sまでの9種類のスピードと、360回転するのに0.57分から141分までのパノラマスピードを備えている。
GripGearは本体のボタンを使って直接制御できるほか、赤外線リモコンでワイヤレス操作も可能だ。モーターはトラックの終点に達すると停止するか、または自動的に反転する。 GripGearには2つの物理的なストッパーが付属しており、トラックに固定してモーターの停止位置を設定できる。充電式バッテリーが内蔵されているほか、USBコネクタでの給電も可能だ。
GripGearにはシンプルなドリーカートが同梱されておりドリーモードでも使用できる。電動ユニットを装着すると、ポータブルドリーとして機能させることができる。ドリーモードの場合、9種類の速度を選択できる。ドリーモードで使用している場合、リングを上にすると手動で使用できる。ドリーの車輪は、特定の角度に設定することもでき、カーブを描いた走行も可能だ。
最後にGripGearは360パノラマ撮影もできる。9種類の速度で360パノラマ撮影が可能。
価格はドリーなしのセットが約2万円、ドリー同梱のコンプリートセットは約25,000円とのこと。
よしみカメラのWebサイトはこちら。