先のIBCでアナウンスしたが、Hedge Connectがデータ転送ツールHedge for Mac用のアプリがApp Storeで発売されている。Hedge for Macは3月に初めてリリースされたが、着々と進化している。
Hedge Connectとは
Hedge for Macは既に紹介している(最初のレビューはこちらで、追加レビューがこちら)が、改めてそのパフォーマンスの素晴らしさには驚かされる。チェックツールでそのスピードを計測してみると、ファインダーでのコピー/ペーストと同じくらいの速さを確認できる。その理由は一般的なMD5ではなく、HedgeのxxHashアルゴリズムにある。実際、Macのスピードにもよるが、HedgeはMD5よりも15%高性能と言っている。
新たにリリースされたHedge ConnectアプリはHedge for Macの転送状態をリモートでモニターできる。なお、これはプレミアムバージョンでも、無料バージョンでも可能。アプリをダウンロードして、現在使用しているHedge for Macにリンクするだけ。リンクにはアプリのPreferenceに表示されているパスコードを使用する。
メインのアプリがiOSのアプリとリンクされれば、転送が完了していなくても、この通知機能が可能となる。これで、転送がいつ終了するか正確に知ることができる。
もし予期しない問題が発生したら、アプリが教えてくれる。
自分でテストしたところ、全て問題なく、エラーメッセージも出ず、期待通りの結果だった。なお、新機能を使うためには、Hedge for MacをVer1.5にアップデートしておく必要がある。
将来の発展
Hedge for MacのCEO、Paul Matthijs LombertはiOSアプリについて、次のようにブログに書いている。
我々にとってHedge Connectはスターティングポイントに過ぎません。それはHedge for Macを最初にリリースしたときと同じです。それ以降、度々アップデートしてきましたが、Hedge Connectに対しても同じようにしていくつもりです。
Hedge Connectは9.99ドルで、転送が終了したことを教えてくれるだけで、それほど多くの機能を持っているわけではない。そう言うと、単機能のアプリのように思われるかもしれないが、忙しい時にはかなり有用だ。経験から言うと、撮影時に煩わしいことを解決してくれるツールは、極めて有用な場合が多い。
Hedge Connectの将来のバージョンはリアルタイムプログレスバーか、リモートコントロール機能だろうとPaulは言っている。自分としても、その方向が正解と思う。
現在はシンプルなアプリだが、多くのポテンシャルを持つ有用なアプリと思われる。
現在のところiOSのみの対応だが、必要なら是非Android版もリクエストして欲しい。また、Hedgeのブログもチェックすると良いだろう。
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