照明はビデオや映画の撮影で重要な役割を持つが、自分の撮影環境に最適の器具はなかなか見当たらないし、あってもかなり高価だ。そこで、DIYで作ってしまおう、というのが今回の記事。 Ghostlight社のJames Codeglia氏(DP)は、映画撮影で実践している。
https://www.youtube.com/watch?v=uNdkbZ4QO1E
Kino Flosはその多様性と柔らかい光で、一般的に使われている照明だ。昼光色とタングステンの色温度の切り替えることができる。 Codeglia氏は狭いスペースに設置するため、Kinoほど幅の広いものではなく、4つの150W丸型電球を使用し、600Wの出力としている。
Kinoの外筐をそのまま使用し、背面板は反射するシルバーに塗装し、金属板を使用して耐熱性を向上している。実際の使用時には、ワイヤーで電球を保護し、ディフューザーペーパーを取り付けて光をさらに柔らかくしている。
スタンドに取り付ける金属棒を使用してライトを取り付けるのだが、これは少々苦戦している。単純なOn/Offスイッチではなく、明るさ調整のための調光装置も付けている。
DIYのために必要なパーツについては、ビデオのリストが参考になる。費用は、完成品のソフトライトよりもかなり安い約160ドル程度だ。ただし配線について分からないところは、必要に応じて適切なアドバイスを受けるようにして欲しい。
DIYで作ると、高価な機器にも負けない、自分に最適な照明を得ることができる。このことはカメラリグやステディカムのようなスタビライザーにも言えることだ。やる気と時間があるなら、是非挑戦してみてはいかがだろうか。