Hydra Arm - 軽量で搭載が簡単な低価格車載アーム
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新しいクルマの撮影リグが発表された。 Hydra Armはモジュラー式のロシアンアームシステムで、あらゆる車に搭載できる。価格もかなり安価だ。
Hydra Armには、必要なものがすべて付属している。ルーフが滑らかなクルマなら、DJI Ronin 2、Movi Pro、XLのようなジンバルシステムとカメラを取り付けることができる。
Hydra Armの概要
Hydra ArmはNAB2018に出展され、同社のAaron Stephenson氏にインタビューを行った。モジュラーシステムで、多くのクルマに搭載することができる。機能的には本格的なrussian armのシステムとほぼ同じで、ビデオのように躍動感のある映像が撮れる。ただ、発売はまだ先になりそうだ。 Hydra Armはポジティブスタビライザーシステムで、パッシブスタビライザーシステムであるRigWheels Slingshotなどとは対照的だ。取り付けは、吸引カをアップして車に取り付けられている。このポジティブスタビライザーシステムは、この価格帯の車載クレーンシステムではユニークな存在だ。
Hydra Armはまだ試作品で、実際にテストするのはもう少し先になるが、NAB 2018では多くのフィードバックを集めたようだ。完成は年末になるとのことだが、価格は50,000ドルを予定しているとのこと。
価格的に考えると、レンタルハウスとオーナーオペレーターどちらもありうるだろう。ハイエンドの市場においては斬新だ。 同社によれば、セットアップは2人で30分程度で完了するとのこと。
オペレーションは一人でできる。ただ、アームはかなり外に飛び出しているので、周囲の安全には十分注意する必要があるだろう。
最大耐荷重は、ジンバルとカメラ合わせて25kg。今年末までにHydra Armの再レポートをしたいと思っている。
安全性は?
しかし、もう一つ考慮に入れておくべきことがある。それは高な専門性を持つクルーの存在だ。彼らは自分が熟知しているRussian Armを装備した自分のクルマを持って来る。彼らは必要なパーミッションとリスクを知っていて、何ができるか、何ができないかを知っている。また、物理学的に考え、特定の状況においてアームがどのように挙動するかも熟知している。そして彼らを雇うと超高価だ。
しかしよく考えて欲しい。誰もがそのような機材を使えるようになったらどうだろうか?危険ではないだろうか?訓練されたオペレーターはこの種の撮影には絶対に必要だろう。Hydra Armではメーカーが認証プログラムを作っている。
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