ソニーはIBC 2019で新しいEマウントレンズ、FE C 16-35mm T / 3.1Gを発表した。このレンズは、AFコントロール可能なシネマレンズで、最近発表されたFX9を含むすべてのEマウントフルフレームカメラと互換性がある。
FE C 16-35mm T/3.1 Gの概要
FE C 16-35mm T / 3.1 Gは、ソニーの最新Gマスターフルフレーム互換レンズだ。このレンズはFX9カメラと互換性があり、αカメラやVENICEでも使用できる。
レンズ構成は、2枚のXA(Extreme Aspherical)レンズ、3枚の非球面レンズ、および色の歪みを減らすための2枚のED(超低分散)レンズで構成されている。これに加え、Nano AR(反射防止)コーティングが施されており、フレアとゴーストを最小限に抑えている。
FE C 16-35mm T / 3.1 Gは、一般的なシネマレンズと同様、フォーカス、ズーム、絞りの3つのリングを備えている。各レンズリングには、業界標準の0.8mmピッチギアがあり、F.I.Zワイヤレスフォーカスシステムを使用できる。フロントリングはマットボックスの業界標準の115mmとなっている。
絞りは、11枚の円形ブレードで構成されており、見栄えの良いボケが得られる。絞りリングを手動で操作して正確に調整することもできる。またレンズの側面にはサーボズームモーターがあるが、不要な場合に取り外すことができる。
汎用的に使えるシネマレンズ
FE C 16-35mm T / 3.1 Gは、一般的な撮影で使用できる汎用レンズだが、一人で撮影するの映画製作者にも最適なレンズだ。このレンズは、オートフォーカスやオートアイリスなど写真用レンズの機能も継承しているため、FX9の優秀なオートフォーカスともうまく組み合わされる。 (FX9のハンズオン記事はこちら)。
価格と発売時期
FE C 16-35mm T / 3.1 Gは2020年春に発売予定。ソニーの発表イベントでは、約6000ユーロと言われたが、最終的なものではない。