iFootageはスライダーでも有名なメーカーだが、2つの新しい三脚、Gazelle UpriseとGazelle Fastbowlをリリースした。コンパクトなアルミ製三脚から、軽量のカーボンファイバー製三脚まで、各種ラインアップされている。
cinema5Dでは、IBC 2018でiFootageの新しいKomodo K7フルードヘッドについてレポートした。今回、同社はこれらの三脚にヘッドを加えたセットを発表した。これでGazelle Upriseシリーズには4本、Gazelle Fastbowlには2本のニューモデルが揃ったことになる。
2種類のGazelle三脚の主な違いは、Uprise三脚がセンターコラムを備えているのに対し、Fastbowlではセンターコラムの代わりにクイックリリースボウルメカニズムを備えている。
Gazelle Uprise
Gazelle Upriseは、フォトグラファーとビデオグラファー両方をターゲットにした三脚だ。上部に調節可能な回転ヘッドを備えたセンターコラムを持つ。下部のロッキングノブを回すと、センターコラムの高さを簡単に調整できる。中央のコラムの上部にある2番目に大きいロッキングノブは75mmのボウルヘッドをロック解除して素早く簡単にレベル調整できる。上部には任意の三脚ヘッドを取り付けるための標準3/8インチネジがある。
また、センターコラムの下部にあるリリースシステムを回して引き下げることで、取り外しも可能。低い位置に設定する必要がある場合は特に便利だ。3本の脚を22°から80°まで広げると地面近くまで低くなる。さらに低くする必要がある場合は、中央の支柱を取り外し、180度反転させて「アンダースラング」モードにすることもできる。
三脚をいっぱいに伸ばすと、最大高は1.65m(TA / TC6モデル)になる。中央の支柱の下部には小さなフックがあり、風の強いところで撮影する場合このフックに重りをぶら下げることにより安定性を高めることができる。
Gazelle Uprise三脚には、上部(脚の接合部付近)に1/4インチネジ穴も付いているので、モニターやマジックアームを三脚に直接取り付けることができる。三脚の足の先端は標準的なもので、ゴム製パッドをねじ込むとスパイクが現れる。
Gazelle Fastbowl
一方Gazelle Fastbowlはボウル部を除いてUpriseとほぼ同じ機能を備えている。
- 3/8ネジ付き75mmボウルヘッド
- ワンボタンレッグロックシステムで迅速なレッグスプレッド
- 安全で、素早く簡単な高さ調整ができるバックルロック
主な違いはクイックリリースボウルヘッドだ。ボウルヘッドを調整したり取り外す場合は、ヘッドの下にある大きなノブを緩める。撮影時にボウルの頭の高さを調整するのはそれほど時間がかかる作業ではないが、ボウルの頭を外すのは面倒だ。
Fastbowlは、この問題をワンターン/ワンボタンソリューションで解決している。ボトムリリースクランプを1回回してボタンを押すと、ビデオヘッド全体が取り外せる。スライダーやジブなどに取り付ける場合、これは実に便利で、Sachtler Speedlevelクランプ(リンク先英語)に匹敵する使いやすさだ。
Gazelle Fastbowlには下の2つのバージョンがある。