ColorTrix Ltdは、Final Cut Pro用の有名なColor Finale 2色補正プラグインを開発している。同社は今回、ネイティブでサポートされていないRAW映像ファイルをFCPXに直接インポートする新しいツールColor Finale Transcoderをリリースした。このプラグインを使用すると、Final Cut ProでBRAW、ARRI RAW、およびCinema DNGの設定やそのプレビュー、および調整ができる。
Color Trix Ltdは、Final Cut ProXユーザー向けのカラーコレクション/カラーグレーディングツールを専門とする英国の会社で、過去2年間で、LUTユーティリティ、カラーフィナーレ(現在はバージョン2)、シネマグレードなどのさまざまなツールをリリースしている。
今回同社は、サポートされていないRAWファイルをFCPX内に直接インポートできるアドオンプラグインColor Finale Transcoderをリリースした。
Color Finale Transcoderの機能
Color Finale Transcoderは、Final Cut Pro Xの拡張機能で、FCPX内でさまざまなRAWファイル形式を直接プレビュー、調整、およびトランスコードできる。
現在、このプラグインはBRAW、ARRI RAW、Cinema DNGをサポートしている。なお、R3D / ProRes RAWファイルに関しては、Final Cut Pro Xはネイティブでサポートしている。
このプラグインをインストールすると、トランスコーディングコーデック、色空間、出力ファイルの解像度、デベイヤリングモード、ハイライトリカバリの有効化など、さまざまな調整が可能になる。また、Color Finale Transcoderでは、RAWファイルの色温度/色合い、ISO、シャープネス/詳細設定を変更することもできる。プレビューLUTをインポートすると、インポートした後のプレビューも可能だ。
ファイルをメディアビンにドラッグアンドドロップするだけで、Final Cut ProXがバックグラウンドでRAWファイルを目的のコーデックにトランスコードする。
価格と発売時期
Color Finale Transcoderは現在59ドルで入手可能で、M1を含むほぼすべてのMacをサポートしている。フル機能が使える7日間の無料トライアルも用意されている。
詳細については、Color Finale TranscoderのWebサイトを参照いただきたい。