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アマゾンプライムオリジナルシリーズ「You Are Wanted」でDJI Inspire2を使用

アマゾンプライムオリジナルシリーズ「You Are Wanted」でDJI Inspire2を使用

アマゾンプライムオリジナルシリーズ「You Are Wanted」ではInspire 2が使用されている。 DJI Inspire 2に搭載されるZenmuse X7カメラの実力が試されるところだ。インテリア、クローズアップ、タイトスペースショットなど、今までドローンであまり撮影されなかったショットが多用されている。

Inspire 2 in action for “You are wanted”. Source: DJI

アマゾンプライムオリジナルシリーズ “You Are Wanted”のシーズン2は、2018年5月18日にアマゾンプライムビデオで初まった。このシリーズは、元々ドイツ語で製作されているが、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語に翻訳されている。この作品の撮影では、 DJI Inspire 2に搭載したDJI Ronin 2ジンバルとZenmuse X7 Super35mmカメラでの空撮が、多岐にわたって使用されている。

ドローン撮影の新しい手法

特に興味深いのは、ドローンショットが随所に使用されていることだ。 Zenmuse X7カメラ(レビューはこちら)を搭載した DJI Inspire 2ドローン(レビューはこちら)は、非常に興味深い使われ方をしている。 Zenmuse X7に採用されているSuper35mmセンサーは、低照度でも高いパフォーマンスを発揮することができるため、ドローンでの撮影は室内や夜間の撮影にも使用されている。映像は6K Cinema DNGでの収録が可能で、DJIによればダイナミックレンジは14stopとされている。同社はまた、Zenmuse X7に対応する軽量プライムレンズセット(16mm、24mm、35mm、50mm)も提供している。

Inspire 2 in action for “You are wanted”. Source: DJI

クレーン、ケーブルカム、スライダーに代わって使用されるドローン

この作品ではドローンを風景や空撮に使用しただけではなく、様々な種類のショットを試みている。クレーンやスライダーで撮ったようなスムースなインテリアショットや、バルコニーを歩いている俳優の顔のクローズアップなど、今までドローンでは撮らなかったようなショットも含まれているのだ。

DP / COディレクターのBernhard Jasper氏が言っているように、ドリー、クレーン、ケーブルカムに比べ、ドローンを使用すると時間を節約できる。従来の撮影方法では、ドリーレールやクレーンの設置などに、多くの時間を要した。

Inspire 2 in action for “You are wanted”. Source: DJI

Zenmuse X7Ronin2の発売前に撮影

DJIによると、これはZenmuse X7が発売される数ヶ月前に撮影されたとのこと。撮影チームからのフィードバックは、X7の開発に生かされている。カメラジンバルのRonin 2に関しても同様で、撮影時はまだテスト段階だった。ビデオでは、トンネル内での撮影で、車のサスペンションアームに取り付けられたRonin 2の動きを確認できる。

“You Are Wanted”メーキングビデオ

このメーキングビデオで DJI Inspire 2がどのように使用されているのか見ることができる。

DJI Inspire 2は、DJIの協力もあって多くのショットで使用され、DJIはまた、この機会を彼らの技術力のプロモーションとして使用している。しかし、ここで撮られたショットは素晴らしく、時間節約も含めた新しいドローンの使い方として納得できるものだろう。従来のクレーンショットに引けを取らないばかりか、むしろドローンショットのほうが勝っている場合もある。おそらく、見ているものはドローンで撮られたとは気が付かないだろう。 今回のZenmuse X7と DJI Inspire 2での撮影は、そのサイズと重量を考えれば時間節約はもちろん、予算を削減することにも繋がり、低予算のプロジェクトでも、大型プロジェクトのようなショットを撮ることができるという良い例となるだろう。

 

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