Insta360がInsta360 Pro 2を発表 - 無線で8K 3D VRを記録
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Insta360はInsta360 Pro 2を発表した。新しく改良されたセンサーで8K/60pの3D映像を記録し、安定性とワイヤレス接続性も向上させている。さらに発表されたのは、3Dワークフローの改善を目的とした新しいPremiereプラグインで、これはAdobeとのコラボレーションによるものだ。
8Kで無線接続
今回発表されたInsta360 Pro 2は、前モデルのInsta360 Proの改良バージョンだ。この新しいVR 3Dカメラは、より大きなセンサーを搭載し、低照度特性を改善し、解像度は8Kに対応している。現在、8Kは欠かせない機能というわけではないが、VRでは重要な違いがある。即ち、VRでは8Kでも片目では4Kであり、見た目では遥かに大きな改善となる。 6枚のF2.4魚眼レンズは、内部で120MbpsのH.264で記録され、ステッチングされた最終結果はH.265で配信される。このためストレージの使用効率が大きく向上する。
Insta360 Pro 2はInsta360のFlowstate画像安定機能を搭載している。内蔵ジャイロとデジタル安定化機能を組み合わせることで、VRビデオで必要とされる安定性を確保し、見やすい映像としている。
Insta360は以前に使用されていたWi-fiを置き換え、Farsightと呼ばれる新しい独自のワイヤレスビデオ転送技術を開発した。このシステムは、DJIのLightbridgeと同様の手法だ。送信機はイーサネットを介してカメラに接続され、アプリケーション(MacOS、iOS、Android、Windowsで使用可能)で動作する受信機に送信される。範囲は地上から空中なら約2km、地上同士なら約200mとなっている。
簡単な編集と新しくなったプレーヤー
Insta360はカメラに加え、Adobeと協業して開発したAdobe Premiere用のプラグインを発表している。このプラグインを使用すると、つなぎ合わせる前の映像をタイムラインに落し、編集してエクスポート時にステッチすることができるが、使いやすさが大幅に向上している。
さらに、Insta360は新しいCrystal View Playerをすべての主要なオペレーティングシステムに導入しており、Insta360 Pro 2で記録したVR映像をパソコンで、8Kで再生することができる。プレーヤーはSamsungやOculusなどのヘッドセットをサポートしているが、他のソフトウェアベンダーに対し無料でSDKを配布している。これは動的レンダリングをサポートしており、視聴者が実際に見ているところのみフル解像度で表示する。
Insta360 Pro 2は現在発売されており、こちらのリンクで詳細を見ることができる。