K5600 LightingがJoker2をNAB2018で展示 - ランプ交換が簡単な映画撮影用照明
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NAB 2018でK5600 Lightingは新しいJoker2ライトを発表した。400W、800W、および1600Wの3種類が用意されている。
K5600は、コンパクトで汎用性が高く、HMI(Hydrargyrum Medium-arc Iodide:メタルハライドランプを使用した照明器具)を専門とする照明器具メーカーだ。NABで新製品Joker2についてインタビューを行ったので紹介しよう。2017年9月のIBCで欧州市場に最初に発表され、今回のNABは米国で初出展となる。
Joker2には、400W、800W、1600Wの3種類がある。Jokerは、映像制作業界で20年以上にわたって広く使用されてきたが、Joker2はその再設計版。 K5600は従来のユーザーからのフィードバックを収集し、新製品の設計に生かしている。Joker2の主な改善点は次のとおり。
- タングステンPARライトに容易に変換可能。 Joker2 800には、HMIからの光を2Kタングステンに変換するプラグインイグナイタが組み込まれている。
- タブレットやスマートフォンからワイヤレスコントロールできるDMXインターフェイスでOn/Offや調光が制御できる。
- 新しい三方向軸ヨークは柔軟性を高め、ブレーキシステムや新しい制御システムを実現している。ライトバンク、楕円形スポット、ソフトチューブなどのライト形状をサポートする。レンズを光源の近くに置くことができるフックも追加されている。
- 工具が不要なネジ式リングを採用。 Joker2ヘッドには、透明あるいは曇りのあるホウケイ酸ガラス製ランプカバーを取り付けるネジ付きリングがあり、3200Kランプと5600Kランプを素早くかつ工具なしでの交換することができる。
主な仕様
- 2つの周波数設定(300Hzまたは1000Hz)により高速度撮影が可能
- Softube、Big Eye、Multi-bugなどの幅広いアクセサリーとの互換性
- 400Wと800Wに対応する新しいアクセサリー – Joker2 Bug-A-Beam。
- ベアバルブかPARビーマーの2種類の構成で使用可能。前者はホットスポットのない均一な広がりを提供しLightbanksとランタンでの使用に理想的、後者はさまざまなビームパターンの方向性、鏡面反射鏡を備え、中、ワイド、超ワイド、フロストフレネルの4つのレンズセットでカスタマイズ可能
- 800Wと1600Wのランプは、PARビーマーまたはズームビーマー(セグメントリフレクター、15〜55度のフォーカス)の2つの異なるビームで使用できる。
K5600 Lightingによれば、Joker2は既に発売済みで、すぐに出荷できるとのこと。価格はキットの種類や容量によって異なる。